現行無線LAN「IEEE802.11n」の次世代仕様の策定が佳境を迎えている(Tech-On!の関連記事)。1Gビット/秒を超える超高速仕様を目指す動きがある一方で、低い周波数を活用して長距離伝送を目指す動きも表面化している。果たして、無線LAN用送受信ICの大手メーカーは、この次世代仕様の取り組みをどのように見ているのだろうか。Qualcomm Atheros社 Vice President, TechnologyのBill McFarland氏に、次世代仕様について話を聞いた。 ――次世代仕様では、どのような技術に期待しているか? McFarland氏 今後無線LANは、さまざまな機器へと広がる。我々はIOE(internet of everything)というコンセプトのもと、無線機能が各種プラットフォームに組み込まれる世界を目指しているが、その中核技術が無線LANである。ICの出荷