マネジメントは難しい。 得体の知れないプロジェクトという怪物に対して、有用なアプローチを見出し、いかなる手段を用いても遂行しなければならない。考えるべきことは山ほどある。プロジェクトのスケジュール管理、非エンジニアとの企画検討、要件のヒアリング、仕様策定。差し込まれる割り込み案件、実装すべき機能のタスク化、ブレイクダウン。設計・コードレビュー、チームの技術力底上げ、メンバのモチベーション管理、その他雑用、ドサ回りに至るまでもがマネジメントに含まれる。 『Team Geek』を読んで共感する部分もあったが(HRT原則は本当に心がけるべき)、違和感を拭えないのは、メンバを「信じて、任せるべき」であるとする部分だ。チームとしての総合力が突出して高くない且つスケジュールがタイトな現場に於いては、これは当てはまらないと感じている。 マネジメントには頭と時間を使う。仕様策定やアプリケーションの設計など