[ニューヨーク 4日 ロイター] - トランプ米大統領の納税記録提出の是非を巡る裁判で、ニューヨークの第2巡回区控訴裁判所は4日、一審の判断を支持し、トランプ氏が長年利用している会計事務所マザースUSAに対してトランプ氏の過去8年分の納税記録を検察当局に提出するよう命じた。 トランプ氏の弁護士は判決を不服として最高裁に上告する方針を明らかにした。 マンハッタン地検のサイラス・バンス検事は8月、刑事捜査の一環として、マザースUSAに対し納税記録などの提出を求める召喚状を提出。トランプ氏はこれを阻止するため訴訟を起こしたが、マンハッタン連邦地裁は先月7日、トランプ氏に納税申告書の提出を命じる判断を示し、トランプ氏は地裁の判断を不服として控訴裁に上訴していた。[nL3N27918U] 控訴裁の判事は判決文の中で「将来の訴追につながる可能性のある犯罪について、捜査することさえも国にその執行を禁じれ