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書評に関するg7144874のブックマーク (12)

  • 『孕むことば』鴻巣友季子(中公文庫) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

  • IDEA * IDEA

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  • 『日本人のアジア観の変遷-満鉄調査部から海外進出企業まで』小林英夫(勉誠出版) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 著者が書を執筆した思いは、「あとがき」のつぎの文章によくあらわれている。「日とアジアの人々の歴史的「和解」を進めるには、どうすればいいのかという差し迫った問題意識が横たわる。二十一世紀のグローバリゼーションの波を活用しつつ、「ヒト」の流れの活発化に留意し、これをきっかけに「和解」を推し進めることができないものかというのが、書の終章で展開した「解」を生むきっかけであった。簡単にできることではないが、しかし一歩一歩推し進めるための大前提は相互の信頼関係の構築以外にはない。侵略を侵略と認めた上での正しい歴史理解の上で、率直に話し合う場の実現とその拡大は、グローバリゼーションが進めば進むほど、その可能性は拡大するといえよう」。逆に、歴史理解が充分でないと、その可能性は遠退くことになる。そして、この問題が差し迫ったものであるという意識は、とくに日人の若者のあいだでは乏し

    『日本人のアジア観の変遷-満鉄調査部から海外進出企業まで』小林英夫(勉誠出版) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
  • 怒りながら戦きながら読め「犬の力」

    メキシコ麻薬戦争が酷いことは、ニュースとして知ってた。 麻薬カルテル同士の縄張り争いだけでなく、メキシコ政府と麻薬カルテルとの間で起こっている武力紛争で、失われる人命の数だけでなく、「殺され方」もエスカレートしている。四肢を切断して橋からぶら下げ曝したり、見せしめのためにチェーンソーで文字どおり"破壊"する映像もある。"当局の腐敗"といった陳腐な説明を受け付けない。革命組織によって管理された、政府と麻薬カルテルとの永年の暗黙の了解が根っこにある。「金か命か」といったドラマ的二択ではない。裁判官や検察のオフィスまで浸透しており、自分だけでなく家族親族の命まで懸かっているから。 これを超一級のエンタメとして小説にしたのが、「犬の力」だ。過去30年間のメキシコと合衆国に跨る麻薬犯罪を精確になぞり、もっと大規模な政治権力の陰謀を張り巡らせ、実際に起きた革命、反革命、暗殺、暴動、紛争を錬りこんでいる

    怒りながら戦きながら読め「犬の力」
  • 『のりもの絵本―木村定男の世界 <1><2>』関田克孝 監修・文(フレーベル館) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「ホンモノよりもリアルな「のりもの絵」の世界へ」 かつて、「のりもの絵」というジャンルがあった。鉄道を筆頭に、自動車や飛行機といったさまざまな乗り物が、おおむね小学校入学前か低学年の子ども向けにわかりやすく、描かれた絵であった。 書の解説を担当している関田克孝氏によれば、およそ明治中期から大正期にはその萌芽が認められ、戦前に一時的な発展を見たのち、戦時色が強まった時代を超えて、戦後に特に大きな発展を見たジャンルであるという。まだ敗戦の痛手を引きずっていた終戦直後においても、「キンダーブック」や 「講談社の絵シリーズ」などが復活し、「皇国史観的なもの、戦争美談ものはリストから消え」(P11)、実物の鉄道に先駆けて夢ある世界を花開かせていったジャンルであった。 この100年あまりに渡る「のりもの絵」の歴史において、その後半のおよそ50年間にわたって乗り物を描き

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  • 『女の旅 ―幕末維新から明治期の11人』山本志乃(中公新書) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 みまわせば、旅好きなのはきまって女子。ひとり旅、友だちとの旅、三十過ぎたころからは母親とのふたり旅というのもよく話にきくようになった。留学経験があるのも女子が多い。特に、一度学校を卒業して社会へ出てからふたたび海外で学ぶという例は、私の知る限り女子のみである。 女性が盛んに旅に出かけるようになったのは戦後、70年の万博のあと打たれた国鉄の「ディスカバー・ジャパン」のキャンペーンとそれを受けての「アンノン族」の出現からといわれる。それでも、思い起こすと私の子供のころにはまだ、女のひとり旅はしにくい、というような物言いを耳にしていた気がする。今ではそんな話はきかれないし、それどころか女でも、おひとりさまでも、どうぞ旅してくださいとばかり、あらゆる旅のプランやサービスが市場にあふれている。 旅の大衆化のはじめは江戸後期にさかのぼるという。名所図絵のブームによって旅の情報が人

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  • 「釈迦物語」はスゴ本

    肉体をもち、生きた人間としての釈迦の話。 生々しい伝説からドラマティックな要素を剥ぎ取り、淡々とした筆致で諄々と説くのはひろさちやの十八番。一緒に解説される仏教の知識は、わたしの蒙を啓くのに役立った。 わたしが仏教を学ぶのは、楽に、幸せに生きるLifeHackがあるのじゃないかという卑俗な動機から。たとえば、怒りを"手放す"ための「怒らない技術」や、心配事で心のキャッシュメモリをいつぶさせないための「考えない技術」は、そこから得たもの。tumblrで拾ったブッダの言葉は、手帖の1ページ目に書きつけてある。悟りを得ると、「"いま"が見える」というのは、「あっかんべェ一休」から得たものだ。 過去にとらわれるな 未来を夢見るな いまの、この瞬間に集中しろ Do not dwell in the past, Do not dream of the future, Concentrate the

    「釈迦物語」はスゴ本
  • 『書店ガール』碧野圭(PHP研究所) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「書店でアルバイトしよう」と、気で考えたのは、前の会社を辞めた時でした。すぐさま知人に止められました。「自分のの売れ行きをリアルタイムで見られる職場なんかやめとけ」というのです。冷静に考えればそのとおり。作家に面とむかって「あなたの、売れませんね」などと言う人はいません。しかし書店に勤めていたらそうはいきません。データを見れば実売数がわかってしまいます。自分のが平台から棚へ移され、誰にも買ってもらえず返される、そんな光景を目の当たりにすることもあるでしょう。あっという間にノイローゼになりそうです。現役の作家が職場にいたら同僚だってやりにくいと思います。とにかくあまりいいことはなさそうです。色々考えた結果、書店でアルバイトするのはあきらめてしまいました。 そんな私にとって、今日ご紹介する「書店ガール」は、タイトルからして非常に魅力的な一冊です。書店ではたらく女

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  • ものつくりの科学の歴史「工学の歴史」

    科学史や技術史とは一線を画する「工学史」という新しい領域を読む。 かなりの大著と思いきや、ポイントを絞ってコンパクトにまとめている。機械工学を中心に据え、細部は参考文献に任せ、キモのところを大づかみに伝えてくれる。おかげで、歴史・地理の両方から俯瞰的に眺めることができる。知のインデックスとして最適な一冊。 テクノロジー&サイエンスといえば、西洋の専売特許だが、長い目で見ると違う。ニーダム線図、ニーダム・グラフと呼ばれるグラフが顕著だ。歴史的には、長いあいだ中国こそが科学技術の先進国だったことは知っていたが、ここまであからさまだとは。 中国は古代から中世まで科学技術で世界をリードしていた。だが西洋は後期中世から急激に成長し、ルネサンスを境に両者の関係は逆転している。新参者にすぎない西欧が、なぜ中国を追い抜いたのか? もちろん科学と軌を一つにしてきた軍事面から説明できる。「戦争の世界史」を読む

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  • 『痕跡本のすすめ』古沢和宏(太田出版) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 古書店の店先に、買い取られてきたばかりらしい、整理もされてないまま紐で括られた、「古」という商品になる以前の物体が無造作に置かれてあるのをみると、虫いの葉っぱがそのままだったり、まだ泥がついたままだったりする採れたての野菜を思い出し、喉の奥がむうー、と鳴ってしまう。そう、このは、ちょっとくらい汚れてたって平気平気、べても死にやしないよ、という方になら楽しめそうな一冊といえよう。 当たり前のことのようですが、全ての古には、前の持ち主が存在します。 が古屋さんに並ぶ前、そのは必ず、誰かの棚ににあったものです。そして、様々な理由で持ち主の手を離れ、古屋へ流れ着くことになりました。 それはたとえば、傷やよごれのない、一見新品にしか見えないような古でも同じことで、そこには前の持ち主がそれを買った理由があり、そして手放した経緯が存在する……。 そう、すべての

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  • 『シズコさん』佐野洋子(新潮文庫) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 生者の務め 書は、題名が端的に示すように、著者の母親佐野シズコを描いたものだ。母親への積年の恨み辛み、無念と自己嫌悪など一切合財の想いを宿すシコリが、シズコの認知症と死を経て氷解するまでを描いたのが、『シズコさん』のあらすじということになる。 豪放かつ繊細な感受性で記された母親との悪縁の内訳は、同時に、戦前戦後の時代背景を生々しく浮き彫りにもしている。感性に素直な筆致は、佐野洋子のエッセイすべてに通じる特徴で、荒ぶる時は小さなスサノオの如し。露悪的にすら映る乱暴狼藉が四方八方に吐き出されはするものの、底意地の悪さがないものだから愛嬌になる。正直なことは「裸の王様」の少年の如し。けれども、著者が指さすのは、心の内を晒して怖じけない佐野洋子自身である。心の裸身を呆気ないほど無防備に見せてしまう危なっかしさは、それ以上の痛みや剥奪を先制防御する煙幕のようですらある。

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