ゲームと政治。 ビデオゲームが経済的・文化的に成熟する現代において、一見して無関係なこの2つのワードは急速に接近しつつある。 当紙の連載「ゲームと政治」。前編では現代そして未来におけるタイトルと、コミュニティ、そして別のステージから見た、両者の動きを注目してきた。 そして後編となる本稿では、実際にビデオゲームの中にどのような形・力・頻度・影響でもって「政治」が根付いているのか、或いは根ざしたのか。筆者が重要と考えられる作品を全く異なるベクトルから10本選出し、それぞれ自分の評を書くことにした。 因みにタイトルは時系列順である。 これは同時に、ビデオゲームにおける文脈に迫る、あまり例のない考察でもある。スペインの栄光と挫折がセルバンデスに『ドン・キホーテ』を書かせたように、ビデオゲームにおいても時代や歴史の背景、そこから伸びる「文脈」が強く影響を残しているはずが、そこへの批評や分析は未だ少な
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