1995年8月15日、当時の村山富市首相が戦後50年の節目に発表した「村山談話」を検証するプロジェクトで、事務方の内閣官房副長官だった古川貞二郎氏が、閣議決定時の異常な雰囲気を証言した。また、村山談話の中に、中国共産党の機関紙「人民日報」がよく使用するフレーズが使われていたことにも、プロジェクトチームは注目しているという。 「先日、村山談話の閣議決定時に、文面を読み上げた古川氏にインタビューをした。古川氏は『力を込めて読み上げた』と語る一方、『本当に閣僚に根回しが行われていたのか、不思議に思った』と証言した」 プロジェクトチームを率いる、次世代の党の和田政宗政調会長はこう語った。閣議の雰囲気が異様だったというのだ。 談話については、村山氏が今年3月、朝日新聞のインタビューで「野坂浩賢元官房長官がしっかり(閣僚に)根回ししていた」と語っている。 だが、同チームの調査に対し、当時の村山改造内閣