ここ数年、『涙活』なるイベントが、密かなブームを呼んでいるといいます。泣ける映画・音楽・詩の朗読などで涙を流すことにより、ストレス解消を図るというこの活動。 現代社会に疲れた大人たちがこぞって参加し、子供のように涙を流し、浄化されていくというわけです。 この『涙活』に例を求めるまでもなく、いつの時代も「感動の涙を流したい」という需要は一定数存在します。本稿で紹介する『一杯のかけそば』も、まさにそんな「泣ける」コンテンツの一つでした。 日本中を感動の渦に巻き込んだ『一杯のかけそば』 1992年には、渡瀬恒彦主演で映画化もされた『一杯のかけそば』。 80年代後半に「読む人誰もが涙するという幻の童話」という触れ込みで、一大ブームを巻き起こした感動実話の内容は次の通りです……。 1972年、大晦日の夜。札幌のそば屋へ、2人の幼子を連れた貧相な身なりの女性がやってきました。 注文したのは、150円の
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