独立行政法人理化学研究所は1月29日(水)、さまざまな組織に変化できる新しい万能細胞「STAP細胞」を作り出すことに成功したと発表しました。遺伝子導入などの従来の手法とは違い、酸性溶液に浸して細胞を刺激するというシンプルな方法で、短期間に効率よく万能細胞を作り出せるとのこと。同研究所は研究の手法や成果などを説明するとともに、発表資料を分かりやすく解説した「60秒でわかるプレスリリース」を公開しています。 ▽ http://www.riken.jp/pr/press/2014/20140130_1/ ヒトを含む哺乳類の発生過程では、受精卵が分裂して血液や筋肉などさまざまな体細胞に変化し、種類ごとに個性付け(分化)されます。発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子さんを中心とする共同研究グループは、この体細胞の分化型を保持している制御メカニズムが、酸性溶液処理などの強い細胞ストレス下では解除