齢30にして血便からの大腸内視鏡検査。 早朝から下剤を飲み、準備万端とげっそりした顔で病院へと向かい、ベッドに横になりながらお医者さんにケツを突き出す俺。 腹を壊しても漏らしたことはない。難攻不落の肛門もゼリーをぶち込まれただけで敢え無く撃沈。ぬるりと入り込む異物に声の出る俺。 常に実が出るのではないか?と感じるような異物感に悶えつつ、せっかくの機会だからと内視鏡カメラの映像を見ていると、腸壁がうごうごとカメラに迫ってくる。 「なんか動いてませんか?」「これは腸蠕といって異物を追い出そうとしているんですよ」 それを聞いて人生で初めて腸がかわいく思えた。お前は健気にも肛門からやってきたわけのわからん異物に立ち向かっているんだな。。 愛らしいなぁと思ってみていると突然はさみみたいなのが出てきて腸壁を切り始めたもんだから、かわいそうだって泣いちゃった。。 追記 12/10 いつの間にかコメントい