パーツ組み込みの作業性にもう一工夫 結論からいってしまうが、T3-P5G965を実際に組み立ててみた筆者の正直な感想は「荒さが目立つ」だった。たしかに手が当たってもケガをしないようにシャーシの端などに折り曲げ加工が施されていたり、ケーブル類はあらかじめシャーシに沿って取りまとめられているなど、安全性や作業性を高める工夫がなされている。しかし、すべての面において「ここがもう少しこうだったら」と思ってしまうのだ。 筐体内部にアクセスするには、まず背面のネジを3つ外して筐体の両側面と上部を覆うカバーを取り除く。この段階でもある程度内部は見えるが、電源やHDDシャドウベイが邪魔になってCPUやメモリ、拡張カードの着脱は不可能だ。この状態からさらに側面のシャーシ部にあるネジを2つ外すことで筐体底面と電源ユニット、HDDシャドウベイが外側に90度展開して、マザーボードが完全に露出する仕組みだ。ここに至