ニューヨーク・タイムズの23日付のスクープ記事で、業界周辺はちょっとした騒動になった。 衝撃の震源は、14億人のユーザーを擁し、メディアへの最大のトラフィック供給元であるフェイスブックだ。 タイムズの記事によれば、フェイスブックは、メディアのコンテンツを自社サイト内に直接抱え、代わりにそれによる広告収入をメディアとシェアする、という内容の交渉を進めているのだ、という。 このプランは数カ月以内にスタートし、当初の提携先としてニューヨーク・タイムズ自身に加え、バイラルメディアのバズフィード、ナショナル・ジオグラフィックの名前が挙がっている、という。 新旧メディアを巻き込んだ新局面に、「ファウストの契約(悪魔との契約)」との表現も飛び交っている。 ●駆け寄ってくる大型犬 ただ、このスクープ記事は初出というわけではなかった。 フェイスブックのこの動きについては、2月に急逝したタイムズの名メディアコ
![フェイスブックの「コンテンツ抱え込み」はメディアにとって悪魔の誘いか](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2f5e91b4752088e50b1bbc7aa6bc207a9dfcd105/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fkaztaira.files.wordpress.com%2F2015%2F03%2Ffb1.jpg)