現在ブームの渦中にある人工知能には、実は大きな限界がある。あらかじめ設計した特定の用途にしか適用できない点である。この壁を乗り越えて、あたかも人間のような知性を実現しようと試みるのが、汎用人工知能(AGI: Artificial General Intelligence)の研究開発だ。自ら汎用人工知能の開発に取り組む五木田和也氏に、開発の指針となる人の脳に関する知見と、汎用人工知能の構成要素になり得る機械学習技術の基礎を解説してもらう。(日経テクノロジーオンライン編集) 本連載は、人工知能を実現する技術について広く浅く解説します。ここでいう人工知能は一般に考えられている人工知能(Artificial Intelligence)と少し異なり、後述するように汎用人工知能(Artificial General Intelligence, AGI)を指します。AGIとは、一言で表すなら「人と同じよ
コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕
世界トップ級棋士にハンディなしの五番勝負を挑んでいたグーグル傘下の人工知能(AI)の囲碁ソフト「アルファ碁」が12日、3連勝で早々と決着をつけた。「ハンディなしで勝てるのは10年先」と見ていた世界の囲碁関係者の「常識」を覆す衝撃的な結末。急速な進歩を遂げたAIの秘密を探った。【金沢盛栄、阿部周一】 「こんなに強いとは−−」。がっくりとうなだれ、碁盤の前から動こうとしない李世〓(イセドル)九段。トップ棋士のまさかの3連敗は、インターネットの動画サイト「YouTube」を通じて全世界に生中継された。 今年1月、コンピューターソフトにとって「難攻不落の関門」と見られた囲碁の状況が一変した。グーグルが「プロ棋士に対等の条件で勝った」と発表したのだ。世界の囲碁界を疑心暗鬼にさせるのに十分で、「100万ドル」(約1億1300万円)の賞金を懸けて今月9日から李九段と五番勝負を戦うことになった。 この記事
囲碁の人工知能(AI)が、世界最強棋士の一人を相手に3連勝と強さを見せつけた。囲碁は碁石を置く点が多く、数あるゲームの中でも複雑で直感も必要とされてきた。「勝利は当分先」と言われたAIは、急速に実力をつけた。その特徴は、様々な棋譜を読んで「自ら学習する力」だ。 「インターネットから10万の棋譜を入力し、自己対局を3千万回やって学習した」 今回、李セドル九段との対局を制したAI「アルファ碁」を開発した英グーグル・ディープマインド社のデミス・ハサビスCEOは11日、韓国・大田で講演し、アルファ碁の実力向上をこう振り返った。 1997年にチェスの世界王者を破ったIBMのコンピューター「ディープブルー」との違いも語った。「ディープブルーは膨大な情報を処理したが、アルファ碁は選択した少数の情報だけを処理している。人間が直感で状況判断するように」 AIにはこれまで、コンピューターの計算性能の向上を生か
英ロンドンで「殺人ロボット」の禁止に向けたキャンペーンの開始を発表した国際人権団体が公開した「殺人ロボット」の人形(2013年4月23日撮影、資料写真)。(c)AFP/CARL COURT 【1月23日 AFP】人工知能(AI)を備えた自律型ロボットが人間を殺しながら戦場をさまよう──そんな未来を回避するために世界は今すぐ行動する必要があると、「世界経済フォーラム(WEF)」年次総会(ダボス会議)に集った政財界の有力者や科学者、軍事専門家らが警鐘を鳴らした。 科学者らは自律型兵器の配備が、戦争行為の危険な新時代を象徴するようになると述べ、そうした兵器の開発を阻止するための合意が必要だと主張した。 米カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)のスチュアート・ラッセル(Stuart Russel)教授(コンピューター科学)は「われわれ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く