いまや、うどんの一形態として全国で親しまれている「セルフサービス方式」、通称「セルフうどん」。セルフうどんとは、うどんの受け取りからサイドメニューの選択、薬味の盛り付け、食事後の食器の片付けなどを、利用客がおこなう方式のうどん店のことだ。 その始まりは、当然「讃岐うどん」で知られる香川県……かと思っていたら、なんと瀬戸内海のお向かい、岡山県だという。 そのセルフうどんを考案した店が、岡山市中区平井にある「手打ちうどん 名玄(めいげん)」。 udon-meigen.co.jp 名玄が画期的だったのは、うどん店という飲食店の形態でセルフサービスを導入したということだ。 そんなセルフスタイルのうどん店の元祖である、名玄の二代目代表の平井 芳和(ひらい よしかず)さんと、息子で専務の平井 秀和(ひらい ひでかず)さんに、セルフうどん誕生秘話を聞いてみた。 セルフサービスを発明した「手打ちうどん 名