この集団についておおまかにまとめるなら、Qアノン陰謀論から派生した民族主義的色彩を帯びたカルト集団で、現在は反ワクチンと構成員の移住計画「エデン」が目立った活動と言える。そして、構成員の強力な組織化と実力行使指向がコロナ禍に登場した反マスク・反ワクチン団体のなかで神真都Qを得意な存在にしている。 たとえば、2020年半ばに活動を活発化させた平塚正幸の国民主権党もかなり注目を集めたが、平塚のスタンドプレーに党員が追随している印象が強く、ワクチン保管用冷蔵庫の電源を落とす呼びかけを盛んにしても実力行使を自慢する者はなかった。 対して神真都Qは2021年後半からの数ヶ月で全国規模の団体になり、実力行使志向が強いのは冒頭で紹介した会場への乱入を見てもあきらかだ。エデン計画では土地の取得や移住を標榜して、これも現実的な取り組みに着手している。 また神真都Qの構成員を名乗るには個人情報を団体に提出しな