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ブックマーク / blog.tokumaru.org (10)

  • WordPress 4.7.1 の権限昇格脆弱性について検証した

    エグゼクティブサマリ WordPress 4.7と4.7.1のREST APIに、認証を回避してコンテンツを書き換えられる脆弱性が存在する。攻撃は極めて容易で、その影響は任意コンテンツの書き換えであるため、重大な結果を及ぼす。対策はWordPressの最新版にバージョンアップすることである。 稿では、脆弱性混入の原因について報告する。 はじめに WordPress体に久しぶりに重大な脆弱性が見つかったと発表されました。 こんな風に書くと、WordPressの脆弱性なんてしょっちゅう見つかっているという意見もありそうですが、能動的かつ認証なしに、侵入できる脆弱性はここ数年出ていないように思います。そういうクラスのものが久しぶりに見つかったということですね。 WordPress、更新版で深刻な脆弱性を修正 安全確保のため情報公開を先送り Make WordPress Core Conten

    WordPress 4.7.1 の権限昇格脆弱性について検証した
  • 徳丸浩の日記

    gambol
    gambol 2015/08/10
  • 『最初に「読む」PHP』は全体的にとても良いが惜しい脆弱性がある

    最初に「読む」PHP(クジラ飛行机)を読みました。書にはセキュリティ用語(クロスサイトスクリプティング、SQLインジェクション等)はほとんど出てきませんが、脆弱性についてよく配慮された記述となっています。しかし、その細部の詰めが甘く、脆弱性が混入してしまいました。その内容を報告したいと思います。 クロスサイトスクリプティング 出力時にHTMLエスケープするという原則を比較的早い段階で説明しています。その説明が素晴らしいと思いました。 ユーザーから送信されたデータを、PHPを使ってそのまま画面に表示することは、レイアウトの崩れや セキュリティ上の危険につながります。必ず、HTMLに変換してから表示します。そこで、画面に「(^o^)<Hello」と表示するプログラムを作ってみましょう。 「HTMLに変換して」という表現がとてもいいですね。難しくいうと、Content-Typeをtext/pl

  • 嵐のコンサートがあるとダブルブッキングしてしまうホテル予約システムを作ってみた

    今年の5月1日に、仙台市内のホテルで多重予約のトラブルが発生したと報道されています。 部屋数203室の仙台市のビジネスホテルで、9月18~23日の宿泊予約を数千件受け付けるトラブルがあった。アイドルグループ「嵐」のライブが宮城県内で開催される期間だった。インターネットでの申し込みが殺到し、システム障害が起きたとみられるという。 トラブルがあったのは、仙台市泉区の「ホテルルートイン仙台泉インター」。ホテルなどによると、9月19、20、22、23日に宮城スタジアム(宮城県利府町)で嵐がライブを開くことが明らかになった後の5月1日午前5時ごろ、ネットを使った予約申し込みが殺到していることに気づいたという。 203室のホテルなのに「予約」数千件 嵐公演で殺到か:朝日新聞デジタル より引用 5月1日の朝に何があったのか調べてみると、この日の早朝にテレビや新聞でコンサートの情報が流れたようですね。 お

    嵐のコンサートがあるとダブルブッキングしてしまうホテル予約システムを作ってみた
  • SQLインジェクション対策もれの責任を開発会社に問う判決

    ポイントは下記の通りです。 X社(原告)はセキュリティ対策について特に指示はしていなかった 損害賠償について個別契約に定める契約金額の範囲内とする損害賠償責任制限があった 当初システムはカード決済を外部委託し直接カード情報を扱っていなかった X社が「カード会社毎の決済金額を知りたい」とY社に依頼をして、その結果カード情報をいったんDBに保存する仕様となった(2010年1月29日) X社からの問い合わせに対してY社は、カード情報を保持しない方式に変更することが可能で、そのほうが安全となり、費用は20万円程度である旨を伝えた(2010年9月27日)が、その後X社は改良の指示をしなかった 以下の脆弱性その他が認められた システム管理機能のIDとパスワードが admin/password であった 個人情報が記載されたお問い合わせログファイルの閲覧が可能(ディレクトリリスティングと意図しないファイ

    gambol
    gambol 2015/01/22
    ”管理機能のID/パスワードが admin/password であった箇所を読んで、しばらく余韻にひたっていた”
  • よくわかるPHPの教科書 PHP5.5対応版のクロスサイト・スクリプティング

    たにぐちまことさんの よくわかるPHPの教科書がこのたび改版されて、よくわかるPHPの教科書 【PHP5.5対応版】として出版されました。旧版はmysql関数を使ってSQL呼び出ししていましたが、mysql関数がPHP5.5にて非推奨となったための緊急対処的な内容となっているようです。つまり、従来mysql関数を呼び出していた箇所をmysqliの呼び出しに変更したというのが、主な変更点のようで、これ以外はあまり変更点は見あたりません。 既に、Amazonでは、熱烈な読者の方からの詳細のレビューが届いています。 神御降臨! 言わずと知れたPHPプログラミング書籍のロングセラー。 2010年9月に発売された前作の改訂版。 PHPのバージョンも最新の5.5に対応、内容は前作と殆ど同じ。 少し前に前作を購入した方も書を購入した方がいいでしょう。 【中略】 それにしても、帯の「3万人に読まれた定

    gambol
    gambol 2014/03/11
  • IE8以前はHTMLフォームでファイル名とファイルの中身を外部から指定できる

    一昨日のエントリ『書籍「気づけばプロ並みPHP」にリモートスクリプト実行の脆弱性』にて、ファイル送信フォームに対するCSRF攻撃の文脈で、私は以下のように書きました。 通常のHTMLフォームを使ったCSRF攻撃では、Content-Typeをmultipart/form-dataにすることまでは可能ですが、ファイルの中身とファイル名を指定する方法がありません。従って、HTMLフォームによる攻撃経路はありません。 大半の方は、「ああ、そうだよね」という感じでお読みいただいたように思いますが、昨日サイバーディフェンス研究所の福森大喜さんから、「それIE8以前ならできるよ」と教えていただきました。福森さんの許可を得て、以下にPoCを公開します。 <form enctype="multipart/form-data" action="pro_add_check.php" method="POST"

    IE8以前はHTMLフォームでファイル名とファイルの中身を外部から指定できる
    gambol
    gambol 2014/01/29
  • 書籍「気づけばプロ並みPHP」にリモートスクリプト実行の脆弱性

    書籍「気づけばプロ並みPHP」のサンプルスクリプトにリモートスクリプト実行の脆弱性があるので報告します。 はじめに Yahoo!知恵袋の質問を読んでいたら、以下の質問がありました。 気づけばプロ並みPHP (著)谷藤賢一 (発行)リックテレコムP112の画像をアップロードする機能でエラーがでます。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11119835496 より引用 質問に対しては回答が既についてクローズされていましたが、引用されているソースを見て任意のファイルを任意のファイル名で、Web公開ディレクトリにアップロードできることに気づきました(下記)。 <?php // 略 $pro_gazou=$_FILES['gazou']; // 略 if($pro_gazou['size']>0) { if ($pro_

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    gambol 2014/01/27
  • XSSとSQLインジェクションの両方が可能なRFC5322適合のメールアドレス

    メールアドレスの「ルール」に関する話題が盛り上がっていますね。 「メールアドレスのルール」系まとめがそろって間違ってるのでご注意を 「メールアドレスのルール」なんて使ってはいけない3つの理由 これらのエントリに異論があるわけでありません。メールアドレスに関するルールというとRFC5322などがあるものの、現実の運用では簡易的な仕様を用いている場合が大半である…という事情は、私も以前ブログに書きました。、 稿では、「空前のメールアドレスのルールブーム(?)」に便乗する形で、RFC5322に準拠したメールアドレスで、XSSやSQLインジェクションの攻撃ができることを紹介します。と言っても、SQLインジェクションについては、過去に書きましたので、稿では、RFC5322バリッドなメールアドレスでSQLインジェクションとXSSの両方ができるメールアドレスを紹介します。 まず、攻撃対象として、以下

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    gambol 2013/11/29
  • GitHubに大規模な不正ログイン試行 | 徳丸浩の日記

    GitHubのブログおよび国内の報道によると、GitHubに対して大規模な不正ログインが試みられたようです。 GitHubは米国時間の2013年11月19日、ブルートフォース攻撃を受けたことを明らかにした。攻撃の時期や被害を受けたアカウント数は公にしていないが、今回の攻撃を踏まえ、より強固なパスワードや二要素認証などを利用するようユーザーに呼び掛けている。 GitHubにブルートフォース攻撃、一部のパスワードが破られるより引用 私もGitHubアカウントがありますのでSecurity Historyページを確認したところ、不正ログインの試行が確認されました。IPアドレスは、ベネズエラ、タイ、ブラジルのものです。 GitHubアカウントをお持ちの方は、念のためSecurity Historyを確認することを推奨します。 今回の不正ログインの特徴は以下のようなものです。 少数の「弱いパスワード

    GitHubに大規模な不正ログイン試行 | 徳丸浩の日記
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    gambol 2013/11/22
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