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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (59)

  • 謎だった家畜ウマの起源、ついに特定

    内モンゴル自治区西ウジムチン旗にある繁殖センターの文化紹介イベントで疾走する馬の群れ (PHOTOGRAPH BY PENG YUAN/XINHUA VIA GETTY) 数千年前から、ウマは世界中の社会で重要な役割を果たしてきた。古代から耕作に力を貸し、人々を短い時間で遠くへと運び、戦場では兵士に闘いにおける優位性をもたらした。こうしたことを分かっていても、では家畜ウマはどこから来たのかというシンプルな疑問には、専門家はずっと頭を悩ませてきた。 最近、2つの大陸の100人以上の専門家の尽力で、その謎がようやく解けたようだ。家畜ウマのルーツは「ロシア南部」にあるという答えにたどりついたのだ。 アナトリア半島(小アジア)、イベリア半島、ユーラシア大陸のステップ地帯西部という3つの地域のいずれかが家畜ウマのルーツとして有望視され論議されてきたが、今回の発見で、その起源は、ユーラシアステップ地帯

    謎だった家畜ウマの起源、ついに特定
  • ヤドカリの特大ペニスは「家」を盗まれないため

    セーシェルのサキシマオカヤドカリ(学名:Coenobita perlatus)は貝殻の「リフォーム」に多大な労力を費やすヤドカリの一種。これらの種にとって、貝殻はたとえ交尾のためでも離れたくない大切な家だ。(PHOTOGRAPH BY WIL MEINDERTS, MINDEN PICTURES) ヤドカリは温暖な砂浜でおなじみの存在だが、驚きの部位を隠し持っている。体長の半分の長さに達することもある特大のペニスだ。最新の研究によれば、そうしたヤドカリは交尾の際に背負った貝殻から離れなくてすむよう、性器を特大サイズに進化させた可能性が高いという。(参考記事:「男性生殖器に関する5つの研究」) 米ダートマス大学の生物学者で、ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラーでもあるマーク・レイドル氏によると、一部のヤドカリは貝殻の内部を「リフォーム」することに多大な労力を費やす。当然ながら、ヤド

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    gambol 2019/01/21
  • 【動画】ヒョウの姉妹が同じ雄と交尾、珍しい光景

    【動画】ヒョウは縄張りを持ち、単独行動することで知られる。しかし、南アフリカの動物保護区で撮影されたこの動画では、2頭のメスが同じオスと交尾している。(解説は英語です) ヒョウは大部分の時間を単独で過ごし、ほかの個体と何かを共有することはほとんどないと考えられている。縄張りや餌はもちろん、交尾の相手も例外ではない。ところが、南アフリカの動物保護区で、ヒョウのオスが2頭のメスと交尾している姿が動画に収められた。 ネコ科動物の保護団体「パンセラ」の研究者で、最高保護責任者を務めるルーク・ハンター氏は「とても珍しい光景です」と感想を述べている。「2頭のオスが発情期のメスヒョウと交尾する姿を見たことはありますが、その逆は知りません」 この異常な光景が目撃されたのは、クルーガー国立公園に隣接するロンドロジー動物保護区。ガイドたちは一帯に暮らすヒョウをすべて把握しており、2頭のメスは3歳違いの姉妹だと

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    gambol 2018/07/02
  • ほぼ完全な中世の剣を発見、ポーランド

    この14世紀の剣は、長さ120cmで、重さはわずか1.5キロだった。(Photograph by Fr. Stanisław Staszic Museum) 600~700年前、ひとりの不運な騎士が泥炭地に落ちるか、そこで剣を落とすかしたようだ。ポーランド南東部、フルビェシュフ郡近郊の泥炭地で、信じられないほど保存状態のよい剣が発見されたことを受け、研究者らはそんな見解を示した。(参考記事:「沈没船41隻を発見、驚異の保存状態、黒海」) 建設作業員が掘削機を使って湿地の排水をしようとしていたところ、たまたまこの剣を発見、地元のスタニスワフ・スタシツ博物館に寄付された。13世紀末か14世紀中頃のものと見られ、柄以外はほぼ完全に残っている。 博物館の館長バルトロメイ・バルテツキ氏がポーランドの科学誌PAPに語ったところによると、両手で扱うこのタイプの剣は「この地域では珍しい発見」だが、当時は騎

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    gambol 2018/01/25
    めっちゃサビっさびのボロッボロ…
  • 第22回 寝てはいけない時間に眠る人々、その傾向と対策

    前回、眠ろうとしてもなかなか眠りにくい「睡眠禁止ゾーン」についてご紹介した。体内時計の指令で夕方過ぎに覚醒力が高まり、日中に溜まった眠気を一時的に打ち消してくれることで生まれるゴールデンタイム。普段0時頃に寝つく人であれば20時〜22時頃、まさにアフターファイブをエンジョイしている時間帯である。ところが、せっかくのゴールデンタイムに寝床に潜り込んだ結果、質の悪い眠りに陥って損をしている人々がいる。日は代表的な3つのタイプをご紹介しよう。 まず1番手はおなじみの不眠症の人である。夕が終わる頃にはまぶたが重い、TVを見ても集中できない、だるくて横になりたいなど早寝の理由はさまざまである。「睡眠禁止ゾーン」ど真ん中の20時過ぎに睡眠薬を服用して就床してしまう人も少なくない。 「睡眠禁止ゾーン」で就床するのは実に効率が悪い寝方である。寝つきに時間がかかり、睡眠薬も効きにくい。たとえ入眠できても

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    gambol 2017/07/20
  • 黒いサーバルの撮影に成功、小型野生ネコ、ケニア

    野生の黒いサーバル。性別を含め詳細は不明だ。2017年2月18日にケニアで撮影。(PHOTOGRAPH BY SERGIO PITAMITZ) カメラマンのセルジオ・ピタミッツ氏が真っ黒なサーバルを目撃したのは、まったくの偶然だった。 2月18日、ケニアのツァボ・ウエスト国立公園の近くにある民間の動物保護区「ルアレニ・キャンプ」で写真撮影ツアーを引率していたピタミッツ氏は、草原の中で黒い点が動くのを見て車を止めた。 2、3分ほど待った頃、真っ黒なサーバルが姿を現し、唖然とする彼らの目の前を悠然と歩いて茂みの中に消えていった。サーバルは、ふつうはチーターに似た模様をもつ小型の野生ネコだ。(参考:ふつうのサーバルの写真)

    黒いサーバルの撮影に成功、小型野生ネコ、ケニア
  • 【動画】衝撃、チンパンジーが元ボスを殺し共食い

    それはあまりに凄惨な光景だった。ボスとして群れを率いていたチンパンジーが、かつての仲間たちに襲われて、体の一部をいちぎられ、殺されたのだ。 チンパンジーの争いが時に殺し合いに発展することは、研究者の間では認識されていた。10年以上調査されているチンパンジーの生息地ではすべて、死に至る争いが報告されている。しかし、同じ群れの中での殺し合いは極めて珍しい。(参考記事:「人は人をべたのか、4つの事例を読み解く」) この事件は、1月27日付の霊長類学専門誌『International Journal of Primatology』で発表された。元ボスが殺された後の現場の様子を撮影した動画もある。チンパンジーが同じ群れの仲間を殺したという記録は、これを含めてわずか9例しかない。 「とても見ていられませんでした」と、報告書を共同執筆した米アイオワ州立大学の人類学者ジル・プルエッツ氏は語る。「その後

    【動画】衝撃、チンパンジーが元ボスを殺し共食い
  • 新種の寄生バチを発見、宿主を操り頭を食い破る

    新たに発見されたクリプトキーパー。どうやって宿主を操っているのかは、まだわかっていない。(PHOTOGRAPH BY ANDREW FORBES, UNIVERSITY OF IOWA) 新たな寄生バチが発見された。その悪魔のような生態から、混沌を司るエジプトの神セトにちなんでEuderus setと学名が付けられた。通称はクリプトキーパー。“棺の番人”という意味だ。 米国南東部に生息するこのハチは、別の寄生バチであるタマバチの仲間Bassettia pallidaが作った「虫こぶ」に卵を産みつける。虫こぶは、寄生バチの幼虫などが木の一部をふくらませて作る突起で、このタマバチはカシの木に虫こぶを作る。(参考記事:「虫こぶ――虫がつくった究極の芸術作品」) 虫こぶに産みつけられた卵が孵化すると、クリプトキーパーの幼虫は自力でタマバチに寄生してその体を乗っ取り、木に穴を開けて外へ出ようとする。

    新種の寄生バチを発見、宿主を操り頭を食い破る
  • 「幻のヤマネコ」オセロットの巣と赤ちゃんを発見

    珍しい双子を連れたオセロットの母親。米国南テキサスのイトゥリアの保護区でカメラトラップ(自動撮影装置)がとらえた。(PHOTOGRAPH BY U.S. FISH AND WILDLIFE SERVICES) 米国テキサス州で、小柄なヤマネコの一種であるオセロットの巣と子どもたちが見つかった。この発見は、GPSとカメラトラップ(自動撮影装置)を活用したものだ。南テキサス地方の保護区でオセロットの巣が見つかったのは実に約20年ぶりで、生物学者たちが感激している。(参考記事:「【動画】狩りをするオセロット」) このニュースは2016年の年末に発表されたばかりだが、米魚類野生生物局の野生生物学者であるヒラリー・スワーツ氏は、オセロットの子どもたちは4月に2つの場所で見つかっていたという。(参考記事:「【動画】ボブキャットが大型サケを捕らえる」)

    「幻のヤマネコ」オセロットの巣と赤ちゃんを発見
  • 【動画】「生きた化石」ウミシダの泳ぐ姿が芸術的

    ウミユリの1種であるウミシダは、捕動物から逃げるために泳ぎを身につけたと考えられる。2016年12月9日撮影。 海の無脊椎動物ウミシダがひらひらと泳ぐ、美しく珍しい映像が撮影された。 ウミシダは、ヒトデと同じ棘皮動物。体の中心部を取り巻くように伸びた羽根のような腕を持つ。米ミシガン大学の古生物学教授トマシュ・K・バウミラー氏によると、2億年も前から生存しているという。「ウミシダは、生きた化石と考えられています。とても多様性に富んでいて、その起源ははるか地質学的な過去にまで遡ります」 生息域は広い。世界中、赤道付近から北極や南極地方まで、浅瀬の岩礁から深海まで広く分布するが、とりわけ太平洋の西端、アジアの海がウミシダの「多様性のゆりかご」になっているという。 今回の美しい映像は、オランダのプロダイバー、エルス・ファン・デン・アインデン氏が、東南アジア、タイの海で撮影したもの。すべてのウミシ

    【動画】「生きた化石」ウミシダの泳ぐ姿が芸術的
  • 赤ちゃんワニのミイラ47匹、意外な場所で発見

    ワニのミイラ包みをCTスキャンで調べたところ、予想外の中身が見つかった。画像を拡大してみると、小さな赤ちゃんワニの姿が何匹も確認できる。(Photo courtesy Interspectral) 古代エジプトのミイラを包む布をほどき、来館者が自在に「バーチャル調査」できる。…そんな新しい展示の準備を進めていたオランダの博物館で、驚きの発見があった。2匹のワニのミイラがくるまれていると考えられていた包みの中に実は、全部で50匹近いワニが“同居”していたのだ。(参考記事:「動物のミイラの“ヘ~!?”な真実」)

    赤ちゃんワニのミイラ47匹、意外な場所で発見
  • 頭が2つあるサメの報告が世界で増加、原因不明

    2008年にオーストラリア沖で捕獲されたヨシキリザメの子宮内で見つかった双頭の赤ちゃんザメ。(PHOTOGRAPH COURTESY CHRISTOPHER JOHNSTON) 双頭のサメなど、映画の中の作り物のように思われるかもしれない。けれども科学者によると、そうしたサメはたしかに実在し、しかも、世界中で発見例が増えているという。 2013年には、フロリダ沖で捕獲されたオオメジロザメという胎生のサメの子宮内から双頭の胎児が見つかって話題になったし、 2008年にはインド洋でも双頭のヨシキリザメの胎児が発見されている。 2011年には、カリフォルニア湾内とメキシコの北西沖で捕獲されたメスのヨシキリザメの子宮内から発見された双頭の胎児を詳しく調べた論文も発表されている。実は、これまでに双頭の胎児が発見されているサメのほとんどがヨシキリザメだ。2011年の論文で研究チームを率いたメキシコ国立

    頭が2つあるサメの報告が世界で増加、原因不明
  • 炭化した古代巻物を開かず解読、歴史の空白埋める

    バーチャルに開かれたエン・ゲディ文書(左)と、科学者がスキャンした炭化した状態の巻物(右)。サイズの比較用に置いてあるのは1セント銅貨。 (PHOTOGRAPH COURTESY SEALES ET AL. SCI. ADV. 2016; 2 : E1601247) 今から1500年前ほどに、死海の西岸にあるオアシスで大火事が起きた。荒れ狂う炎は、何百年も前から栄えていたユダヤ人の街を焼き尽くしたが、シナゴーグと呼ばれる礼拝所の聖櫃は焼け残った。聖櫃の中には動物の皮でできた巻物がおさめられていたが、熱で炭化し、もろくなってしまった。 この巻物は1970年に発見され、エン・ゲディ文書と名付けられた。無理に開こうとすると粉々になってしまうおそれがあるため、イスラエル考古学庁はそのままの状態で何十年も慎重に保管してきた。しかし昨年、科学者チームはこの巻物をスキャンしてバーチャルに「開き」、中に隠

    炭化した古代巻物を開かず解読、歴史の空白埋める
  • クジラに乗ったイルカの写真が話題

    Dolphin RIDES ON THE SNOUT of humpback. Pics by L Mazzuca & M Deakos, technical paper too https://t.co/MAq7dKSBDg pic.twitter.com/6TUL6maGBS — Darren Naish (@TetZoo) 2016年9月2日 イルカを乗せたクジラの写真がネットで話題になっている。 これらの写真は2004年と2006年に米国ハワイ近海で撮影されたもの。いずれもザトウクジラがハンドウイルカを乗せており、その後研究者らが論文として報告した。 研究者はこの現象が起きた理由として3つの可能性を検討した。クジラが攻撃的になっていたか、クジラがどうにかしてイルカを助けようとしていたか、クジラもイルカも遊んでいたにすぎないかである。 クジラが水中からゆっくり浮上してイルカを持ち上げ

    クジラに乗ったイルカの写真が話題
  • ライオンのメスは排卵を同調、ヒトの生理と異なる

    女性の生理と異なり、ライオンのメスは排卵を同期させられる。共同で子育てをするため、同時期に発情、出産すると、群れの繁殖力は高まる。(説明は英語です) ザンビア共和国でライオンの研究をしていた生物学者サンダウィ・ムウィートワ氏は、ひとつの群れに属するメスライオンたちが、ほぼ同時に子どもを産むことに気がついた。(参考記事:「樹上のライオン、ザンビア」) さらに注意して観察し、一緒に子育てできるようにメスライオンたちが繁殖の時期を同調させていることを知った。(参考記事:「ライオン 生と死の平原」) これには理由がある。ムウィートワ氏は、「同時期に発情すると、群れの繁殖力が高まると考えられます」という。同じ時期に子どもを産めば、お互いに授乳したり、子守りをしたり、子どもたちを天敵から守ったりできる。ムウィートワ氏は、ナショナル ジオグラフィックのエマージング・エクスプローラーのひとりで、大型ネコ科

    ライオンのメスは排卵を同調、ヒトの生理と異なる
    gambol
    gambol 2016/08/26
  • 肛門の起源の定説白紙に、クシクラゲも「うんち」

    エイリアンのような外見のクシクラゲは、見た目はクラゲと似ているものの、まったく別の動物だ。大きく異なるのは、クラゲがひとつの穴から事も排泄も行うのに対し、クシクラゲは口とは異なる肛門孔をもつ点で、これがその様子を初めて撮影した映像。新たな研究によると、きわめて根的なところで、クシクラゲと我々には共通点があるのかもしれない。(肛門孔から排泄する様子は1:10前後から。字幕解説は英語です)(Video courtesy William Browne) 肛門の起源について、定説はこうだ。かつて、あらゆる動物の祖先はただの塊に口がひとつあるだけの単純な生物で、その穴で事も排泄も行っていた。しかし、長い時を経て、体が細長くなるとともに、口と反対の端にもっぱら排泄を行う肛門ができ、口と肛門の間には消化管のある動物があらわれた。 この定説は、現生の動物を観察した結果生まれたものだ。植物と勘違いされ

    肛門の起源の定説白紙に、クシクラゲも「うんち」
  • 野鳥と人が蜂蜜めぐり「共生」、科学的に解明

    モザンビークのニアッサ国立保護区で、オスのノドグロミツオシエを手に乗せるヤオ族の蜂蜜ハンター、オーランド・ヤセニ氏。ノドグロミツオシエは研究のため一時的に捕獲した。(PHOTOGRAPH BY CLAIRE SPOTTISWOODE) ノドグロミツオシエ(学名:Indicator indicator、英名:ハニーガイド)と呼ばれるアフリカの小鳥は、人の声を聞きとり、その意味を理解できることが、最新の研究で初めて確認された。研究結果は科学誌「サイエンス」に掲載された。 モザンビーク北部。ある男性が声を震わせて特殊な音を出すと、ノドグロミツオシエがそれに気付く。男性は蜂蜜を求めて、ハチの巣を探しそうとしている。ノドグロミツオシエは、彼を巣の場所まで案内し、ごほうびに人間が取り出したハチの巣をもらう。 飼い慣らされた種が人間とコミュニケーションを取れることはよく知られているが、「野生動物と人間も

    野鳥と人が蜂蜜めぐり「共生」、科学的に解明
  • オスがメスに、メスがオスに1日20回も変わる魚

    パナマにあるスミソニアン熱帯研究所にほど近いサンゴ礁を泳ぎまわるチョークバス(Serranus tortugarum)。産卵中の行動を記録できるよう、個体識別用のカラーコードが付けられている。(Photograph by Mary K. Hart) 自然界には興味をそそるものや出来事がたくさんあるが、なかでもオスとメスの両方の生殖器をもつ雌雄同体は最も奇妙なものかもしれない。 たとえば、チョークバス(Serranus tortugarum)がそうだ。学術誌 「Behavioral Ecology」に掲載された新たな研究によると、サンゴ礁に生息する体長8センチに満たないこの小さな魚は、パートナーとペアを組んで、1日に20回も性的役割を入れ代えて励むという。(参考記事:「ロブスターは正常位、海の中の仰天セックスライフ」) チョークバスのこの繁殖戦略は「卵のとりひき(egg trading)」と

    オスがメスに、メスがオスに1日20回も変わる魚
  • 【動画】前脚を失ったクマ、二足歩行で元気

    米国ニュージャージー州の郊外にある民家の裏庭を、二足歩行で器用にうろつくクマ。まるで中に人が入っているかのような自然な歩きっぷりだ。 「ペダルズ」の愛称で呼ばれるこのオスのアメリカクロクマは、両方の前脚を負傷しているため、四足歩行ができない。最近になって再び目撃されるようになり、同情を寄せる人々から保護を求める声が盛んに上がっている。 確かにペダルズには障害があるが、同州の魚類野生生物課は「このクマは活動的で健康に生きています。昨年よりやや大きくなっており、後ろ脚しか使えない状態に適応し、自力で生存しています」とコメントを出した。また、衰弱している兆候が見られれば手を差し伸べるとも述べている。(参考記事:「翼の折れた鳥を再び飛べるようにする驚きの方法」) 「あまり知られてはいませんが、クマは重傷を負っても自力で回復できます」と話すのは、ミネソタ州自然資源局に勤めるクマの専門家、デイブ・ガー

    【動画】前脚を失ったクマ、二足歩行で元気
  • 犯罪現場の血痕から年代を知る新技術の開発に成功

    犯罪現場に残された血痕をぬぐった綿棒。こうした血痕を利用して容疑者の年代を推定する方法が発見された。(PHOTOGRAPH BY MIKE APPLETON, THE NEW YORK TIMES, REDUX) このほど、米ニューヨーク州立大学オールバニ校の化学者たちが、血液サンプルのみを使って人の年代を迅速かつ正確に決定する新手法を発表した。すでに普及している簡易妊娠検査のように、近い将来、犯罪現場でこの検査を行うことで、容疑者の年代をその場で絞り込めるようになるかもしれない。 科学誌「Analytical Chemistry」に発表された論文の共著者であるヤン・ハリメク氏は、「この手法により犯罪捜査がスピードアップし、現場で何が起きたのかがすぐに分かるようになることを期待しています」と言う。(参考記事:「真犯人を追う 科学捜査の最前線」) 通常のDNA鑑定には72時間ほどかかる上、人

    犯罪現場の血痕から年代を知る新技術の開発に成功