滋賀県は12日、知的障害者入所施設「県立近江学園」(湖南市東寺)で、30歳代の保育士の職員が、入所する小学生の男児に対し、「殺すぞ」と暴言を吐く事案があったと発表した。 発表によると、昨年12月28日午後2時45分頃、学園の庭で雪遊びをしていた児童数人に保育士が建物内に入るよう促したところ、1人の男児が「もっと遊びたい」と言って走り出した。保育士は追いかける際、転倒し、立ち上がった時に「殺すぞ」と言って怒ったという。 翌29日、冬休みで自宅に帰った男児が家族に告げて発覚した。保育士が男児を押さえつけた際、あごと首に擦り傷もできたという。1月には施設の園長と保育士が児童の保護者と面会し、謝罪した。 県は今後、保育士を処分する方針。(生田ちひろ)