平成が10年で一区切りを迎え、そして突入した平成11年、すなわち1999年はノストラダムスの大予言によって世界が滅びることもなく、アニメもたくさんテレビで放送されて映画館でも上映されていました。そうした作品群の中で、いろいろな意味で注目を集めたのは、何をおいても「ガンダム」シリーズの『∀ガンダム』でしょう。 1993年から94年にかけて放送された『機動戦士Vガンダム』からしばらく、監督としては「ガンダム」シリーズから遠ざかり、その間『機動武闘Gガンダム』や『新機動戦記ガンダムW』、『機動新世紀ガンダムX』が作られるのを離れて見てきた富野由悠季が総監督として復帰。さてどんなものが飛び出すかと期待させたところにぶつけられたのが、世界的なインダストリアルデザイナーで、映画『ブレードランナー』の世界観を手がけたシド・ミードがデザインしたというガンダムの姿でした。 放送から先立つこと8カ月前。パシフ
2009年から2019年あたりとなると、わたしよりも多くの本数のアニメをリアルタイムで見て来た世代で、何を語っても抜けがあったり誤解があったりしていろいろと突っ込まれそうです。それでも、この10年を振り返ることでわたし自身のアニメに対する認識を整えたいという思いもあって、気力を振り絞っていろいろと考えていきます。 この10年で何が印象として強く残っているかと言えば、新海誠監督の大ブレイクでしょうか。2016年公開の『君の名は。』が興行収入で250億円に届く大ヒット作となり、日本の作品では宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』の308億円に続く歴代興収の第2位に名を連ねました。洋画を除けば3位が宮崎監督『ハウルの動く城』で4位が『もののけ姫』ですから宮崎アニメに割って入った格好です。2018年公開の『名探偵コナン ゼロの執行人』があれだけ話題になっても90億円ですから、飛びっぷりの凄さも分かります
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く