NHKは25日、インターネット業務の新たな実施基準案をまとめ、総務相に認可申請した。番組をテレビ放送と同時にネット配信する「同時再送信」の試験に取り組むことを新たに明記。スポーツ生中継の同時再送信を年5件程度、1日最大4時間ほど行うほか、受信契約者から数千人を募り、総合テレビなどの番組を1日最大16時間ほど、期間限定でネットでも同時に試験配信するとした。来年度にも実施する方針。 NHKはネット業務の予算上限を受信料収入の2・5%(160億円程度)に規定。先月公表した実施基準のたたき台では3%(190億円程度)としていたが、民業圧迫を懸念する民放側の意見などを踏まえて見直した。