暖かな春風が吹き始めるこの時期、大気中には身体への影響が懸念される物質が数多く浮遊する。26日に西日本を中心に濃度が上昇した微小粒子状物質(PM2・5)をはじめ、黄砂やスギ花粉といった粒子だ。それぞれ観測体制、注意の呼びかけを行う機関も異なっており、こまめな情報のチェックが必要だ。 ●身体への影響 26日朝、大阪市街はもやがかかったような状態になった。肉眼で見えない微粒子が大気中に舞い、視界が悪くなる現象で、気象用語で「煙霧」と呼ばれる。 原因はPM2・5。主に車や工場の排ガスから生成され、大気汚染の進む中国から日本にもたらされているとみられる。 春先はこのほか、スギ花粉や黄砂が飛来し、目がかゆくなったり、せきが出たりする症状を引き起こす。ただ、スギ花粉の粒子は直径約30マイクロ・メートル、黄砂の多くは直径約5マイクロ・メートルなのに対し、PM2・5は直径2・5マイクロ・メートル以下。九州
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