土地という土地はだれかのものであって、無条件でおまえに分け与えられる土地というものは存在しない。生まれただけでおまえの居ていい場所というものは存在しない可能性がある。この世のどこに土地が余っていようと、空き家があろうと、金を払わなければそこで寝起きすることは許されない。生まれついて相続されるべき居場所がある人間もいるが、いない人間もいる。 土地のあてのない人間は新たに人間を生み出すべきではない。おまえたちの子供は家を追い出されて、深夜の路上をあてもなくさまようことになる。ゴミ箱をあさり、不良のガキに金属バットで殴られたりするだろう。 金を支払うことで生命というものは維持される。無条件で生きていていいという制度はこの世界に存在しない。パンも薬も有償なのだ。この世にいくら廃棄される食糧があろうと、何万人もの人間が生きていけるだけの富を所有している人間がいようと、それは決しておまえのものにはなら
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