東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県東松島市野蒜(のびる)のJR仙石線野蒜駅で21日、在日米陸軍と自衛隊によるがれきの撤去作業が始まった。 あおば通駅(仙台市)と石巻駅を結ぶ仙石線は、JR東日本ががれきの撤去や線路の復旧に取り組んでいるが、沿岸部の被害が甚大で、宮城県などの要請を受け、米軍などが撤去作業に協力することになった。 米兵約40人と自衛隊員16人がこの日、津波で駅舎に流れ込んだ冷蔵庫や自動販売機を運び出し、重機でホームのがれきを取り除いた。 米軍はこの作戦を「ソウル トレイン」と命名。指揮を執る在日米軍のアラン・ネイランド大佐は「作戦に日米の魂を注ぎたい」と話した。