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ブックマーク / tomomachi.hatenadiary.org (3)

  • 「ホテル・ルワンダ」と「帰ってきたウルトラマン」 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    土曜日に封切られた『ホテル・ルワンダ』、初日は満員御礼だったようです。 よかったと思う反面、「当にわかってるのかな?」とも思う。 『ホテル・ルワンダ』を観て、「アフリカは悲惨だな。先進国が何かアフリカのためにしてやれることはないか」と思うのは、間違っている。 この映画は、そういう風にも作ることはできたが、テリー・ジョージ監督(アイルランド人)はそう作らなかった。 国際社会や政治の問題としても描かなかった。 最初のシナリオにはルワンダの虐殺の全体像が、あの『トラフィック』にも似た群像劇の手法で書き込まれていたが、監督はそれをバッサリ切って、その代わりに、主人公ポール一人に焦点を絞った。 多数派のフツ族でありながら少数派ツチ族の虐殺に加担せず、ツチ族1200人をかばい通した一人の男、ポール・ルセサバギナさんという男の生き方を見せる映画として完成させた。 わかりやすく言ってしまうと、 「アフリ

    「ホテル・ルワンダ」と「帰ってきたウルトラマン」 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    garak
    garak 2011/04/15
    ポールさんも、なぜ自分の命もかえりみずに1200人を救うことができたのか? と問われたら 「私はホテルマンだから」と答えただろう。 仕事をまっとうする、どんな状況でもそれを貫くことがどれだけ難しいことか。
  • 今年のベストワン映画はミッキー・ロークの『ザ・レスラー』 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    TBSラジオ「コラムの花道」で今年のベストワン映画、ミッキー・ロークの『ザ・レスラー』について話しました。 http://www.tbsradio.jp/st/2008/12/1230_1.html ミッキー・ロークのインタビューより 「91年から94年までボクシングをやって、94年に映画界に復帰しようとした時、どこにも仕事はなかった。 オレは破産して家を失った。女房も逃げていった。俳優としての信用も失った。ちやほやしていた取り巻き連中も消えていった。オレは魂を失った。オレはひとりぼっちになった……。 今はなんとか慣れたが、最初は大変だった。夕飯を買いにスーパーに行って買い物カートを押した。誰にも見られたくないから、ゲイタウンにある24時間営業の店に真夜中に行ったんだ。 オレは金がなかった。日々の稼ぎは週三回のカウンセリングの金に消えていった」 Correction:話した後でわかったんで

    今年のベストワン映画はミッキー・ロークの『ザ・レスラー』 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    garak
    garak 2009/01/02
    コラムの花道でのウェインの発言:「プロレスラーってものがキリストに見えてくる。すべての敵の技を受けに行ったんだから、どちらも」
  • 映画評論家 町山智浩アメリカ日記

    ドナルド・トランプ当選の翌日、歌手レナード・コーエンが亡くなった。 『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のエンディングに流れる彼の「ザ・フューチャー」の歌詞はトランプ当選の夜を予言する黙示録のようだ。 あの砕かれた夜を返せ 私の鏡に映った部屋を 私の秘密の生活を ここは孤独だ 拷問する者すら残っていない 生きとし生ける魂の 完全なコントロールをくれ そして私に添い寝してくれ 愛する人よ これは命令だ! 私にクラック・コカインとアナル・セックスをくれ 一だけ残った木を取って お前の文化の穴に それを突っ込んでくれ ベルリンの壁を返せ スターリンと聖パウロを返せ 私はずっと未来を見てきたんだ 同胞よ 未来は殺人だ 地すべりしていく あらゆる方向にすべっていく 何もできない もはや何も判断できない ブリザードだ 世界のブリザードは すでにその域を越えて 魂の秩序をひっくり返してしまった 悔い改めよ

    映画評論家 町山智浩アメリカ日記
    garak
    garak 2008/06/07
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