最近になり金正恩委員長の「重病説」に注目が集まっている。 『中央日報』日本語版(2月11日付)が重病説を唱える安燦一(世界北朝鮮研究センター理事長)の言葉を紹介したのである。報道によると、安燦一理事長は自身のユーチューブチャンネルの中で、「昨年10月に金正恩が白頭山を訪問した際、随行した幹部に『私の後継者は金与正同志』と話した」、「金正恩の健康がよくないため、1月にフランスの医療関係者が極秘で平壌(ピョンヤン)を訪問して金正恩を治療した」と伝えたとのことである。 この情報の真偽は判断しがたいものであるが、世間ではこの情報をもとにして「金正恩が余命わずかであるから金与正を後継指名した」と飛躍した話まで出ている(金正恩委員長は2月中に党政治局拡大会議への出席など活動が報じられており、少なくとも余命わずかといった重篤な病気であるとは考えにくい)。 注目したいのは、過去にもこのような噂が定期的に出