ブックマーク / dailyportalz.jp (68)

  • 春のおうち花見を最高にする「練り切り」自由形

    桜がほころんでいるというのに、今年は外で盛大に春の訪れを祝うことができない。どうにかして風流な季節のイベントを楽しもうと考え、自宅で練り切りが作れるのか検証することにした。 途中、練り切りにすればどんなモチーフでもべられることに気づき、長年愛し続けてきた「アレ」を作り始めるが…… 花粉で顔がめちゃくちゃになっている間に春がきた。 桜がほころび、気温も暖かくなってまさにお花見シーズンだが、今は集まって宴会というわけにもいかない。このまま春の訪れを寿(ことほ)ぐことなく、静かに夏を待つしかできないのだろうか。 「通勤時にちょっと立ち止まって桜を見る」を繰り返し、湧き上がる花見欲を落ち着ける。どうにかして春を祝う行事がしたい。筆者は寒いのが苦手で、春の到来を9月末から待っていたのだ。 そんなとき、スーパーの和菓子コーナーであるものを目にした。 桜大福に添えてパック詰めされた、春色のそぼくな練り

    春のおうち花見を最高にする「練り切り」自由形
  • 商品開発の「これだ!」感だけ味わいたい

    稿の楽しみ方です でもそんな「これだ!」感を見させられてどこがおもしろいの?と不安な方もいるかもしれない。 ドッキリカメラを思い出してほしい。あれは「ヤクザが出てきて驚くはず」といった「こうなるはず」をじりじりと待ち構えて、実際にそうなる瞬間を楽しむものだ。 これは「驚く」リアクションを楽しんでいるのではなく「こうなるはず」を「じりじり待つ」のが楽しいのだ。「…これだ!」という顔が見られるかどうかをじりじりお待ちいただきたい。 何が入ってるかを伏せて端から順番に試していく。 ハウス品のカレー開発試会の体で 参加者はデイリーポータルZの編集部の安藤さん、知り合いの張江浩司さんと筆者(大北)。試にあたってまず筆者から説明をする。 「えー、それでは、わがハウス品の誇るレトルト品であるカリー屋カレーの試会をいたします。若手たちががんばって開発してきてくれました。6種類ありますのでど

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  • 東京都立大学は、平成初期の雰囲気を色濃く残す未来の文化遺産だ

    令和も3年目。 コロナ禍を経て、もはや平成は遠くなりにけり…である。 最近では『mid90s ミッドナインティーズ』という映画がヒットするほど、特に平成初期は懐かしい時代となった。 そんな古き良き90年代を一身に感じられるスポットが、東京郊外の八王子市にある。 1991年にできた東京都立大学*南大沢キャンパスである。 多摩ニュータウンの西の果てに作られたこのキャンパスは、令和になってあたらめてみると、平成初期の類まれなユニークさとダイナミックさを今に伝えるカッコいい場所なのだ。 (*旧首都大学東京、2020年4月より名称変更。) なんとなくヨーロッパ風×縄文土器というアクロバティックなコンセプト たった30年前である。 今とそんな変わらないんじゃないかと思うかもしれない。その違いを探りに、早速キャンパスの中を歩いてみたい。 参考にしたのは竣工直後の1992年発刊、『東京都立大学 : 新キャ

    東京都立大学は、平成初期の雰囲気を色濃く残す未来の文化遺産だ
  • nano-ナノ-、@ peps!…懐かしいガラケー時代の「ホムペ」文化を振り返る

    今から約10年前、筆者(93年生まれ)がまだ高校生だった頃のこと。中高生を中心とした若者の間で、個人のホームページを作ることが流行した時期があった。 リアタイ、リンク、隠しページ…独自の文化を生み出した「ホムペ」群は、スマートフォンの台頭とともに忽然と姿を消した。私たちはそこでいったい何をしていたのだろう。2021年、今こそあの文化を振り返りたい。 懐かしきガラケーの「ホムペ 」 突然だが、こちらをご覧いただきたい。 こちらも。心当たりがないだろうか? そして、こちら。 懐かしさに胸がざわついた方は、もしかしたら筆者と同世代かもしれない。これはガラケーの全盛期に存在していたホームページ、私の周囲では「ホムペ」と呼ばれていたものだ。 約10年前、筆者がまだ瞳に輝きあふれる高校生だったときのこと。当時はクラスメイトの多くがこういった「ホムペ」を作成し、運用していた。 ドメインを取得したりサーバ

    nano-ナノ-、@ peps!…懐かしいガラケー時代の「ホムペ」文化を振り返る
  • 家で飛行機の離発着予定を出して旅行気分

    1987年兵庫生まれ。会社員のかたわら、むだなものを作る活動をしています。難しい名字のせいで、家族が偽名で飲店の予約をするのが悩みです。(動画インタビュー) 前の記事:反射材をたくさんつけて夜の散歩を安全に > 個人サイト むだな ものを つくる 離発着予定のよさ 飛行機の離発着予定とは、こういうものだ。 これは出発便の予定表。到着便も別でありますよね。 何時にどこへ向かう便の情報がたくさん載っている。 どの航空会社の便かや、出発時間や搭乗口変更の情報もあるのが特徴的だ。 ところで、成田空港近くの酒々井アウトレットに行ったら、フードコートの上にこの離発着予定が浮かんでいたのだ。 トランジットの合間に立ち寄ったり、迎えに行く前に暇をつぶしたりする人向けか。 よくあるショッピングモールにいきなりこれがあると、急に旅気分を味わった気持ちになった。 空港にしかないものだと思っていたので、日常の風

    家で飛行機の離発着予定を出して旅行気分
  • あれから8年。再開発の前後を見くらべる。湊、日本橋、千駄ヶ谷

    再開発直前の独特の風景の町をめぐる「早くしないと再開発されちゃう町めぐり」という記事を以前書いた。あれから8年たち、予定では再開発は終わったらしい。現在はどうなっているのか、当時のようすと比べてみた。 東京都中央区 湊 8年前、中央区の湊では「湊二丁目東地区第一種市街地再開発事業」という名前の再開発が行われていた。 当時のようす 当時のようす その工事が始まる直前のようすが印象的だった。建物は少しづつ歯抜けになり、古びた建物が一人ぼっちで立っているようにみえる。 その工事が一昨年くらいに終わったという。再開発というのは、いったん工事が終わってしまうと前のようすを忘れてしまいがちだ。現在のようすを見に行って、再開発前の景色と比べてみることにした。 (これ以降、分かりやすいように昔の写真は周りをオレンジ色で囲みます。) 再開発前 再開発後 まずここは再開発地区の入口だ。当時と同じ位置から同じア

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  • 9体の仏様とゆる仏様がいる町、九品仏~難読駅へいってらっしゃい

    「じゃあ、きだてさんは『九品仏』へお願いします」という古賀さんの呼びかけ対して、僕の答えは「今回も近い!」だった。 前回(2019年末)の「新幹線の駅でひとりだけ置き去りにされたい 」企画でクジを引いた結果が、東北新幹線で都内を出てから1駅目の大宮。最短距離での置き去りである。 そして今回のクジでは九品仏。他のライターさんが千葉や埼玉の難読駅に出かけて行くなか、ただ一人だけ東京23区内。もはや一番近いところにしか行けない呪いっぽくないか、これ。 1973年京都生まれ。色物文具愛好家、文具ライター。小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の人間がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文具を自慢する」という結論に辿り着き、そのまま今に至る。(動画インタビュー) 前の記事:歌舞伎揚専門店で買える最高級歌舞伎揚を知っているか > 個人サイト イロブン Twitter:tec

    9体の仏様とゆる仏様がいる町、九品仏~難読駅へいってらっしゃい
  • 働く大人のアドベントカレンダー、完結する

    クリスマスエールを楽しもう ビールの世界には、クリスマスエールという種類のものがあるのだ。液色は真冬の夜のようにしっとりと暗く、アルコール度数も高い。そしてハーブやスパイスで華やかにアクセントをつけたリッチな味わい。これがクリスマスに向けて特別に醸造される、クリスマスエール。まさにこのアドベントカレンダーにふさわしいビールでしょう。 12/21カントリーガールかぼちゃエール(ベアードビール) といいつつ、これはクリスマスエールではないのですが。すみません、かぼちゃを使った珍しいビールを店頭で見つけて、これは12/21の冬至に飲まねばと心に決めていたのです。 12/22  デリリウムクリスマス(ヒューグ) 仕切り直して、こちらが物のクリスマスエール。サンタ帽をかぶったゾウさんがかわいいのだけど、ピンクのゾウは、酩酊時に現れるといわれる幻覚の象徴。また名前のデリリウムは「精神錯乱」の意味。ゾ

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  • ○○風に振り返ろう2020年

    特に誰からも頼まれていないけれど、自主的に毎年恒例にしている時事ネタ振り返り企画。 今年は新型コロナウイルス感染症のインパクトがデカ過ぎて脳内がいっぱいになってしまい、他にどんなニュースがあったのかまったく思い出せなかったんですが、調べてみたらそこそこ色んなことがありました! 1975年群馬生まれ。ライター&イラストレーター。 犯罪者からアイドルちゃんまで興味の幅は広範囲。仕事のジャンルも幅が広過ぎて、他人に何の仕事をしている人なのか説明するのが非常に苦痛です。変なスポット、変なおっちゃんなど、どーしてこんなことに……というようなものに関する記事をよく書きます。(動画インタビュー) 前の記事:プリントゴッコの年賀状素材集が色々とフリーダム > 個人サイト Web人生 新型コロナ関係のニュースで数少ない明るい話題(?)だった、ひとり10万円の「特別定額給付金」。世の中全体が不景気になっている

    ○○風に振り返ろう2020年
    garbagephilia
    garbagephilia 2020/12/24
    海外メディアに取り上げられた自身の「アベノマスク」のサザエさん一家は振り返らないのか? 例えば、毛が2本生えている波平、お団子ヘアーが3個でなく2個になっているサザエさん等、万一に備えた逃げの準備法とか。
  • 私が選んだデイリーポータルZベスト盤:イナダシュンスケさん

    これまで2万に迫る数の記事を公開してきたデイリーポータルZ。読者はどの記事が好きで、どんな読み方をしているのだろうか? 読者を訪ね「デイリーポータルZの好きな記事」を教えてもらう月イチ連載。今回の読者ゲストは、料理人・飲店プロデューサーのイナダシュンスケさんです。 ここの文とインタビューまとめ:榎並紀行(やじろべえ) ナチュラルボーンいしん坊でオタク ナチュラルボーンいしん坊を自称するイナダさんは、和・洋・エスニック、ジャンルを問わず何にでも喰いつく生粋の“オタク”。南インド料理専門店「エリックサウス」などでレシピ開発を行う傍ら、日々、未知の味を探究し続けている。 イナダシュンスケさん。円相フードサービス専務。南インド料理専門店「エリックサウス」などで、メニュー監修やレシピ開発を担う。ジャンル問わず全般に造詣が深く、著書に『人気飲チェーンの当のスゴさがわかる』(扶桑社新

    私が選んだデイリーポータルZベスト盤:イナダシュンスケさん
    garbagephilia
    garbagephilia 2020/12/17
    「対象を小馬鹿にしない」か。ああ、どうしてあの人がDPZの中で一人浮いていると思うのか、よく分かった。
  • 「レトロビジネスホテル」の楽しさを語らせてほしい

    東横イン、ドーミーインなどのメジャーなホテルは少し高い。そこで、じゃらんなどホテル検索サイトの価格順で見ると、先に出るのはちょっと古めのビジネスホテルだ。 でも安いだけじゃない。質実剛健の設備、建物や看板の独特のデザイン、素泊まりゆえの自販機コーナーなど、ここならではの興味深い出会いがある。 旅する日が恋しくなるコロナ禍のいまこそ、ぜひあの楽しさをこの誌面で味わってほしい。 ライター、番組リサーチャー。過去に秘密のケンミンSHOWを7年担当し、ローカルネタにそこそこくわしい。「幻の○○」など、夢の跡を調べて歩くことがライフワークのひとつ。ほか卓球、カップラーメン、競馬が好き。(動画インタビュー) 前の記事:牛乳はシチュエーションひとつで最高においしくなる! > 個人サイト 文化放想ホームランライター わかりやすい看板・建物とネーミング 貧乏ライターの助けにもなってくれるレトロビジネスホテル

    「レトロビジネスホテル」の楽しさを語らせてほしい
    garbagephilia
    garbagephilia 2020/12/16
    GoToトラベルやイートの恩恵が無さそうな所を丁寧に拾い上げていくDPZ。
  • 朝ごはんを外食にしてみる一週間

    1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。 前の記事:新しいワンタン麺 昨年の2月に会社勤めを辞めてフリーライターになり、早2年弱。そのことで大きく変わった環境のひとつに「昼ごはんを外でべることがほぼなくなった」というのがあります。仕事がら、夜にお酒をともなう外をすることは少なくないんですが、気づけば以前は毎日のようにしていたそれ以外の外の機会がめっきり減っていた。 以前は毎日決まった時間に会社のある池袋まで通っていたので、昼休みは当然「どっかでなんかべるか」ということになり、毎日外をしていた。それが日々のちょっとした楽しみでもあった。ところが基、家、もしくは徒歩圏内に借りている仕事場で仕事をする毎日になると、その必要がなくなります。以前当サイトで「映えない!バズらない!「枯れ

    朝ごはんを外食にしてみる一週間
  • 「どうだ明るくなったろう」山本唯三郎の意外な人生をたどる

    1984年生まれ岡山のど田舎在住。技術的な事を探求するのが趣味。お皿を作って売っていたりもする。思い付いた事はやってみないと気がすまない性格。(動画インタビュー) 前の記事:烏龍茶は水割りがおいしい > 個人サイト オカモトラボ 風刺画「どうだ明るくなったろう」とは 見た事ない人もいると思うので、まずは「どうだ明るくなったろう」について説明しよう。 「どうだ明るくなったろう」とは、歴史の教科書の大正時代のページに出てくる風刺画である。 こんな感じ。物は検索して確認してほしい。 暗闇の中でが見つけらない芸者さんに対し、成金の男性が百円札に火をつけて明かりにするというもの。 第一次世界大戦のバブルを揶揄した和田邦坊(わだくにぼう)の作品だ。そのエキセントリックな行動はインターネット上で題材としても親しまれている。 実はこの風刺画、函館の料亭で起こった実際のできごとが元になったとされている。

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  • 自慢をたのしく言いたいし聞きたい

    ルールにそって自慢するとどうなるか この「いやな部分」を消しつつ会話できれば、もしかして自慢も楽しいのではないか。ルールを決めて喋ってみることにした。 ルールはこれだけだ。とにかく「自慢の平等」をおもんじ、聞く側の心の準備ができるルール設定にした。言い方は各々調整してもらう。 1周目:「知り合いがすごい」自慢 いよいよ自慢の会、スタートである。 ジャンルは「知り合いがすごい」自慢にした。すでに恥ずかしくて言いたくない。 「平等」がテーマなので順番もじゃんけんで決める。まずは郡司さんだ。 郡司「あの…当に自分の話でもないのに恐縮なんですけど、いとこが……」めちゃくちゃ恐縮している。聞いてるこっちも恥ずかしい。なんだ。 郡司「あのいとこが……フリスビーのアルティメット?っていう競技の日本代表なんです。夫で」 「ええええめちゃくちゃすごいじゃん!!」2人して驚き、めちゃくちゃ質問ぜめにする。

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  • コンビニの旗艦店めぐり

    1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:交通安全ポスターっぽく気をつけたい

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  • 泣きたくなったらビデオを消せばいい 〜リモートでクビになった話

    1986年東京生まれ。ベルリン在住のイラストレーター兼日英翻訳者。サウジアラビアに住んでいたことがある。好きなものは米と言語。 前の記事:ドイツに多い「マック」がつく店名の由来に迫ったらスコットランドの宗教改革にたどりついた > 個人サイト words and pictures 33歳にして初めての会社勤め、34歳にして初めての解雇 私は大学を出てからずっとフリーランスやアルバイトをしながらいつないできたが、去年の春、33歳にして初めて社内翻訳者としてドイツのある会社に就職することになった。 時間の自由は無くなってしまったものの、安定した給料をもらえ、明るい職場で働けることが新鮮で嬉しかった。フリーランスの頃よく感じていたハラハラ感や孤立感は消え、安定した生活っていいなあと安堵感に浸っていた。 が、入社して1年ほど経った2020年に入り、パンデミックが発生。3月に在宅勤務指令が出て、社員

    泣きたくなったらビデオを消せばいい 〜リモートでクビになった話
  • マイタケでつくるビールは“崩壊”の味がする

    海外旅行とピクニック、あとビールが好き。なで肩が過ぎるので、サラリーマンのくせに側頭部と肩で受話器をホールドするやつができない。 前の記事:「おつかれさまセット」の声を聴け > 個人サイト つるんとしている ビールって何でできているんだっけ こちらが噂のマイタケビール、正式なお名前は「マイタケブリュットIPA」。 マイタケとビール。2つの品のあいだには来、かなり幅のある川が悠然と流れていて、交わることはまずない。サンは森で、私はタタラ場で。お互いがお互いの領分に踏み込まぬよう、しっかりと距離を置いて暮らしている。そのはずだった。 だからマイタケビールといっても、さすがにマイタケがビールに混入しているというわけではあるまい。コンソメパンチとかブルーハワイみたいに、単なる愛称というか風味のイメージみたいなものではないかとタカを括っていたのだ。 ところが。このラベルを見る限り、どうやらマイタ

    マイタケでつくるビールは“崩壊”の味がする
  • 専門家と街の石を見て歩きへぇへぇ言わされまくる

    同じ街でも専門家と歩くと見方が変わる。今回は街の石材を見分ける西昌司さんと石を見ながら二子玉川駅周辺を歩いた。 とはいえ、石である。地学の授業のことなど何も思い出せない自分におもしろがれるのだろうかと心配したが、今や知識のわんこそばにお腹がはちきれんばかり。 私達の生活は、こんなにもマグマやサンゴ礁が固まったものに囲まれていた! すでに石の上を歩いていた 西昌司さんと歩くのは東急田園都市線の二子玉川駅周辺。ここから商業施設RISEにある二子玉川 蔦屋家電に行く予定なのだが、駅前で待ち合わせるとすぐに足は石に向かう一行だった。 西「この辺も石ですからね。全部石ですからね。まあ薄いですから。多分2、3センチぐらいが多いと思うんですよね」 ふだん何気なく歩いている場所も薄い石の上を歩いているのだった。石か石じゃないか意識して歩くだけで街の風景が早くも変わる。 西昌司さん(右)は名古屋市科

    専門家と街の石を見て歩きへぇへぇ言わされまくる
  • 衛星写真で去年と今年を比べると変化がわかって面白い

    1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー) 前の記事:キンモクセイとギンモクセイとドウモクセイを観察する > 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮 変化が起きるが忘れる 我々の住む世界は日々変化していく。今年発売された最新のスマホは、来年には古いスマホになってしまい、目の前にある空き地は、来年には新しい家が建ち空き地は消滅してしまう。日々変化しているのだ。 街は変化していきます そして、忘れるのだ。街を歩いていると新しいお店がオープンしている。そこで我々が言うのは「ここ前は何のお店だっけ?」だ。覚えていないのだ。お店だけではない。街の変化を我々は忘れがちなのだ。 そこで衛星写真です!(EO Browserより) 人工衛星が撮る写真「衛星写真」。これが非常に面白い。航

    衛星写真で去年と今年を比べると変化がわかって面白い
  • 昭和の写真を撮る(デジタルリマスター版)

    1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまいべものだと思ってる。(動画インタビュー) 前の記事:地味ハロウィン2020開催されました! > 個人サイト webやぎの目 むかしの写真の特徴を考える 当サイトにもときどき古い写真が載っている。古くなったカラー写真の特徴として以下の点があげられると思う。 ・赤が鈍い色に ・全体に青かったり黄色かったり ・フチ+日付がある ・ざらついている 全体に彩度が低い。これらを参考に画像加工ソフトで写真を加工してみた。 ことしの7月、新橋のお祭りで 昭和51年6月 けっこう昔っぽい写真になったと思う。あとはポーズと服装だ。 むかしの写真には照れがない むかしの人はみなポーズを決めているのだ。 ポケットに手を突っ込んだり腰に手を当てたり。

    昭和の写真を撮る(デジタルリマスター版)
    garbagephilia
    garbagephilia 2020/11/11
    もし、今やるとすれは断然動画でしょう。昭和的な動作というテーマも面白そう。技術面ではカラーグレーディング(カラーコレクション)の活用と、縦横比が最近は16:9になってしまうのでそこに注意かな。