近年、ユニクロやGUといったファストファッションの台頭により、あまり値段をかけずにオシャレを楽しめるようになったことが影響してか、若い人のブランド離れが進んでいるとよく聞く。 何かと「欲がない」「夢がない」などと苦言を呈されることの多い現代の若者だが、それは何でも手頃な価格で手に入ることが影響している可能性もある。それに、たとえ夢や欲を持ったとしても、それで何かが好転するのか甚だ疑問な時代では現実的で当然の考えなのかもしれない。 現在非正規の身分で働く吉岡健さん(20代・仮名)は、「今は安いものがたくさんあるのに、わざわざ高いカネを払って見栄を買う必要はないと思う」と話す。 「だって、今は安くてそこそこ見栄えの良いもので溢れてるじゃないですか。そんな時代にバブルの名残りのような高い値段を付けるブランド品なんて買う意味がありません。『いかにカネをかけずに人前に出ても恥ずかしくない格好を作るか
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