クラシックCD検索に便利!バナーをクリックして下さい! 第1節は「音楽と人生」 第2節は「歴史的な音楽の解釈のために」 でした。 第3節は「音楽の理解と音楽教育」と題されています。 タイトルというものは、つけるのが難しいのだな、と、つくづく思わされます。ドイツ語ではどのようになっているのか分かりませんが、この節は、少なくとも日本語訳から予想するような、「音楽の理解のための教育」とは何であるか、について論じたものではないのです。音楽の理解と教育の「変遷と課題」とでも言葉を補った方が、アーノンクールが表明したいことに近づける気がします。 そのあたりを見ていきましょう。 「われわれが文化全般にわたって破滅へ向かっている多くの兆候がある。」(訳書22頁1行) 最近でもなお、良識的な文化人の多くのかたが表明しているのと同様のメッセージから、アーノンクールは本節を始めています。そして、この兆候がある点
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