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行動生態学に関するgauquiのブックマーク (6)

  •  「社会性昆虫の進化生物学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    社会性昆虫の進化生物学 作者: 東正剛,辻和希出版社/メーカー: 海游舎発売日: 2011/09/01メディア: 単行 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 書は1993年に出版された「社会性昆虫の進化生態学」の姉妹書として18年の時を越えて企画出版されたアンソロジーである.前書が出版された時期はハミルトン革命が行動生態学を引き続き押し進めていた時期であり,社会性や利他行動の進化を中心に興味深い投稿が集まっていた.書はその後の学問の進展を感じさせるもので,20年間で積み重なってきた理論的進展,実証的知見に加え,様々な至近メカニズムを考察することによる深み,さらにコロニーの社会行動を一種の創発メカニズムとして理解しようとする試みなどが加わって重厚な書物に仕上がっている.このスコープの広がりが,書名にも現れていて,書は「社会性昆虫の進化生物学」と題されているというわけ

     「社会性昆虫の進化生物学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  •  「兵隊を持ったアブラムシ」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    兵隊を持ったアブラムシ (自然誌選書) 作者: 青木重幸出版社/メーカー: どうぶつ社発売日: 1984/11メディア: 単行 クリック: 33回この商品を含むブログ (1件) を見る ハミルトンが血縁淘汰を定式化した1964年当時,真社会性の動物は膜翅目昆虫のアリ・ハチ類と等翅目昆虫のシロアリ類しか知られていなかった.そして1976年にアブラムシにおいて真社会性が発見され,その後アザミウマ,テッポウエビ,そしてハダカデバネズミの発見へと続くことはよく知られている.書はそのアブラムシにおける真社会性,兵隊カーストを発見した青木重幸による若き日の研究物語である. 書が出版されたのは1984年であり,ほぼ30年前である.私が行動生態学を勉強し始めた1980年代後半から1990年代のはじめにはまだ書店店頭に並んでいたのを覚えているが,一段落したら是非読もうと思っているうちにはっと気づくとも

  •  「天敵なんてこわくない」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    天敵なんてこわくない―虫たちの生き残り戦略 作者: 西田隆義出版社/メーカー: 八坂書房発売日: 2008/06/01メディア: 単行購入: 4人 クリック: 51回この商品を含むブログ (4件) を見る 書は昆虫生態学者の西田隆義による自らの研究物語だ.2008年の出版.八坂書房という小さめの出版会社から出されていたためか当時見逃していたのだが,昨年出版された共立出版の「行動生態学」の捕回避の章で紹介されていたので読んでみた. 著者の最初の問題意識は個体群生態学的なもので,ある生物種の個体数変動を天敵が抑えるという現象はなぜ生じるのかというところから始まる. 数理的にはロトカ=ヴォルテラ方程式のような形で天敵は被者の爆発的増加を抑えることができるし,有名なカナダのタイガにおけるオオヤマネコとカワリウサギのサイクル的な増減の報告もあるのだが,実はこのリサーチはその後の追跡では怪しい

     「天敵なんてこわくない」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  •  「Sex on Six Legs」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    Sex on Six Legs: Lessons on Life, Love, and Language from the Insect World 作者: Marlene Zuk出版社/メーカー: Houghton Mifflin Harcourt発売日: 2011/08/02メディア: ハードカバー クリック: 8回この商品を含むブログを見る 書はハミルトン=ズック仮説で有名なマーレーン・ズックによる3冊目ので,昆虫が主題になっている.ズックは性淘汰,ホストパラサイトについて鳥や魚もリサーチしているが,コオロギなどの昆虫を用いたリサーチも多い.前2著がハミルトン=ズック仮説の主題である性淘汰,パラサイトを扱ったもので,今回は昆虫の行動生態学を扱うということのようだ.「Sex on Six Legs」とあるが特に性や性淘汰のみを扱った書物であるわけではない.副題は「Lessons o

     「Sex on Six Legs」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 血縁選択説 - Wikipedia

    血縁選択説(けつえんせんたくせつ)とは、自然選択による生物の進化を考えるには、個体が自ら残す子孫の数だけではなく、遺伝子を共有する血縁者の繁殖成功に与える影響も考慮すべきだとする進化生物学の理論[1]。これによって、血縁個体に対する利他行動の進化を説明することができる。血縁淘汰説ともいう。 自然選択説によれば、生物は自らの子孫をより多く残すように進化すると予測される。しかし、実際の生物にはしばしば利他行動、すなわち自分の繁殖成功を下げて他者の繁殖成功を高める行動が見られる。とくに顕著なのはハチやアリなどの社会性昆虫などに見られる真社会性であり、この場合には一部の個体(働きバチ、働きアリなど。一般にワーカーという)は全く繁殖せず、他個体の繁殖を助けることに一生を費やす。このような自分の子孫を残さない形質は、自然選択によってすぐに個体群から消えてしまうはずである。 自然選択説を提唱したダーウィ

    血縁選択説 - Wikipedia
  • 行動生態学の中での遺伝子淘汰説とは? - researchmap

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