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ブックマーク / art-alien.hatenablog.com (9)

  • 「Dark Knight tragedy(『ダーク・ナイト』の悲劇)」。 - 桂屋孫一のトウキョウ・アート・ダイアリー

    コロラド州オーロラの映画館で昨日深夜行われた、超話題新作映画「Dark Knight Rises」の先行試写会で銃の乱射事件が有り、超満員300人の観客の内12人が死亡、59人の観客が負傷した。 ライフルとショットガン、拳銃2丁を持ち込んでこの事件を起こしたのは、神経科学専攻の24歳の白人学生。ニュースに拠ると、犯人は拘束され黙秘しているらしいが、事件当時犯人は、黒い服とガスマスクを付けて劇場内に登場、多くの観客は上映前のアトラクションと思ったらしい。 まるで上映される映画の劇中でこそ発生すべき、全く以て恐ろしい事件だが、アメリカ各地で繰り返される銃の乱射事件の発生を聞かされる度に、当に憂に為る。 何故なら、24歳の普段大人しい医学生が、ライフルとショットガン、拳銃2丁をいとも簡単に手に入れ、その上実行後自室に調べに来るで有ろう警官を殺害する為の、「ブービー・トラップ」を仕掛けられる程

    「Dark Knight tragedy(『ダーク・ナイト』の悲劇)」。 - 桂屋孫一のトウキョウ・アート・ダイアリー
  • クリスティーズ、2011年度の「成績発表」! - 桂屋孫一のトウキョウ・アート・ダイアリー

    やっとニューヨークに戻って来た。 昨日のニューヨークの最高気温は何と摂氏16度で、2月だと云うのに、道行く人にはTシャツ姿の人迄見える…この「極端さ」もこの街の魅力の1つで、それ位の対応力が無いとこの街では生きていけない、と云う事なのだろう。 そんなニューヨークに帰ってきた途端、時差ボケと闘いながら夜の電話会議等をこなし、調べ物をしながらも、後10日で3月のカタログのデッドライン…体が持つだろうか。 こんな状況下では、疲れきった精神に優しいニュースが欲しい所だが、何とそのニュースがキター!「そのニュース」とは、2011年度のクリスティーズの業績発表の事…なので、今日はその事を。 さて、昨年度のクリスティーズの世界での売り上げは、36億英ポンド(約57億米ドル、約4340億円)で、前年比英ポンド・ベースで9%、米ドル・ベースで14%の増加と為った! その売り上げ増の中でも、特筆すべきは「プラ

    クリスティーズ、2011年度の「成績発表」! - 桂屋孫一のトウキョウ・アート・ダイアリー
    gauqui
    gauqui 2012/02/03
  • 「日本・韓国美術セール」結果速報! - 桂屋孫一のトウキョウ・アート・ダイアリー

    日セールが終了した…結果は驚くべき大成功。 1484万350ドル(約12億円)を売り上げ、これは部門史上2番目の記録。トップ・ロットは狩野内膳工房作の「南蛮屏風」で、478万6500ドルで売れ、これはオークションで売られた日美術品として史上2位の高額商品、また「平面(絵画)作品」としては、ワールド・レコードである。また「李朝染付龍文壺」も389万500ドルで、これもオークションで売られた韓国陶磁器史上2位の記録、キム・ワンキの現代美術も142万6500ドルと、100万ドル以上の作品が一回のセールで3点も出たのも、史上初めてで有る。 日美術セクションでは、例えば版画ではカタログ・カヴァーの歌麿が27万8500ドル、広重の「東都八景」セットが15万8500ドル、漆芸では破笠の箱が19万4500ドル、能装束が18万2500ドル等、各分野に強いビッドが入り売却された。 震災後日は混乱し、正

    「日本・韓国美術セール」結果速報! - 桂屋孫一のトウキョウ・アート・ダイアリー
    gauqui
    gauqui 2011/03/24
  • 「調律師」@国立能楽堂。 - 桂屋孫一のトウキョウ・アート・ダイアリー

    「第83回アカデミー賞」は、我らが「英国王のスピーチ」が、「インセプション」や「ソーシャル・ネットワーク」等を蹴散らし、作品・監督・脚・主演男優各賞のオスカーを獲り、一人勝ち。 此れは、筆者からすると当然至極の結果で、何故なら「スピーチ」の映画芸術としてのクオリティは、上記2作品のそれとは、明らかに雲泥の差だと思うからだ。コリン・ファースは、この受賞で「名優」への道を、真っしぐらに進むだろう…コングラッツ! さて昨日の夜は、新婚の友人A君と、千駄ヶ谷の国立能楽堂で待ち合わせ…新作能「調律師」を観る為である。 この新作能の話は以前、今回シテを舞われた観世銕之丞師から伺っていたのだが(拙ダイアリー:「『PREVIEW』&『TOHAKU@TOHAKU』」参照)、ショパン生誕200年を記念してのポーランドと日の国際共同制作公演として、つい先日ポーランド公演を終えての、所謂「凱旋公演」である。

    「調律師」@国立能楽堂。 - 桂屋孫一のトウキョウ・アート・ダイアリー
  • 「創業245年」目の、年間史上最高売り上げ。 - 桂屋孫一のトウキョウ・アート・ダイアリー

    昨日から再び降り積もった大雪で、今朝もニューヨークは白一色…どころか、車は雪に埋もれて凍り付き、何処か新しい現代彫刻の様相を呈し、後輪が空回りして抜け出せないパトカーを横目で見ながら、そろりそろりと歩いて出勤した。 会社の前に着くと、何と雪掻きに因って出来た大きな「雪山」が聳えていて、「かまくら」が作れそうな勢いである。今年のニューヨークの冬は当に厳しく、雪も多い。そして明日、明後日と再び雪の予報である…個人的には雪は嫌いでは無いのが救いだが、こう降り続けると億劫なのも事実だ。 さて連日のカタログ作業と、のインフルエンザが移らない様にソファで寝ているここ数日で、腰は痛いわ、目は疲れるわでフラフラ状態だったのだが、オフィスに着いて暫くすると、全社メールで「良い知らせ」が送られて来た…そしてそれは、2010年度の売り上げの公式発表であった。 その発表では、2010年度のクリスティーズは全世

    「創業245年」目の、年間史上最高売り上げ。 - 桂屋孫一のトウキョウ・アート・ダイアリー
  • 君は「幽体の知覚」を持っているか? - 桂屋孫一のトウキョウ・アート・ダイアリー

    結局我々の「妄執クリスマス」は、友人達と神楽坂の裏道に在る仕舞屋(しもたや)風の寿司屋「S」で、大将に散々「あんた、酒呑まないんだから!」と焚き付けられながらべ続け、自分の余りの欲の云い訳に、生物学的父親が82歳にして如何に呑んでべるかを、遺伝学的に滔々と説明したのだった。 寿司をべ尽くした後、この「S」が弟の店「来経(きふ)」の直ぐ側だった事から、一杯遣りに行く事に。そして「来経」に着くと、文字通り「噂をすれば、影」で、何と其処では、父親が合気道仲間と呑んでいた!しかし、寿司屋でいい加減にぶち上げていた遺伝学的仮説が、直ちに証明されて嬉しかったのも事実である(笑)。 そして今日日曜は、銀座でやCD(を、今でも買っている私って一体…)を買い、と蕎麦をべた後、森美術館で開催中の「小谷元彦 幽体の知覚」展へ。 驚く程閑散とする六木ヒルズを下に見る美術館は、程々の入り…そして小谷

    君は「幽体の知覚」を持っているか? - 桂屋孫一のトウキョウ・アート・ダイアリー
    gauqui
    gauqui 2010/12/28
  • 「何故、この世に『光』は存在するのか?」。 - 桂屋孫一のトウキョウ・アート・ダイアリー

    この問いの答えを知りたい者、また「ノルウェイの森」に物足りない者は、この作品を観るが良い。 この映画は、「極端」かも知れないが、これっぽっちの甘えも無く、そして浅薄な思想の自己満足的な押し付けも無い事…云い換えれば、小難しい(と感じさせる)「コンテクスト」等は存在せず、唯々極限迄研ぎ澄まされた、社会的且つ思想的、映画的な強い「メッセージ」が有るだけなのである。 劇中に登場する人物は、パティ・スミス以外は殆どが無名俳優であるが、例えば、チャップリンやキャパ、ヒットラー等の顔も垣間観る事が出来る。しかしこの作品を此処で「語る」事は、どう考えても筆者には不可能であり、また余りにも無意味だと思うので、以下に掲げた、劇中ナレーションや登場人物に拠って語られるダイアローグの、「極く一部」を参照されたい。 「私は幸福なヨーロッパを再び見る事なく、死にたくない。『ロシア』と『幸福』と云う二つの言葉が、剣帯

    「何故、この世に『光』は存在するのか?」。 - 桂屋孫一のトウキョウ・アート・ダイアリー
  • 大成功の、クリスティーズ「中国美術セール」。 - 桂屋孫一のトウキョウ・アート・ダイアリー

    何しろ、凄いセールであった! 昨日開催された、この秋の香港の中国美術オークションの「トリ」を飾る「陶磁器と器物」のセールは、11億3477万7800香港ドル(約122億8964万円)を売り上げ、クリスティーズの中国美術セールの、新記録を打ち立てた。 3つの個人コレクションをフィーチャーしたセールは、会場も超満員で活気に満ち溢れていたが、それは売却された作品の略3/4が、エスティメイト上限を越え、27作品が100万米ドル以上で売れた事でも、充分に納得出来るだろう。また、390点出品された内、277点が売却、ロットベースでは7割の成約率なので、買い手がキチンと選んで買った事と云う事が、此処からも窺える。 全作品中でのトップ・ロットは、「フォントヒル・コレクション」中の「乾隆銘七宝鶴香炉・一対」で、如何なる七宝作品の中でも世界新記録、1億2946万香港ドル(約14億円)…これは物凄い金額である!

    大成功の、クリスティーズ「中国美術セール」。 - 桂屋孫一のトウキョウ・アート・ダイアリー
  • ピナ・バウシュの「水の舞台」:"VOLLMOND"@BAM。 - 桂屋孫一のトウキョウ・アート・ダイアリー

    昨晩は、BAM(Brooklyn Academy of Music)のHoward Gilman Opera Houseで行われた、Tanztheater Wuppertal Pina Bausch(ピナ・バウシュ・ヴッパタール舞踊団)の「Vollmond」(Full Moon)を観に行った。 この舞台は、昨年惜しくも亡くなったドイツ人コンテンポラリー・ダンサー兼コレオグラファー、ピナ・バウシュに拠る2006年度の作品だが、客席前列の人が濡れてしまう程「水」を大胆に使用する事で、前評判も上々である。筆者に取ってピナ・バウシュとは、唯一、云う迄も無くアルモドヴァルの映画「Talk to Her」の冒頭シーンに尽きるが、その物の舞台を観るのは勿論初めてで、現代舞踊に詳しいの教えを乞いながらの観劇となった(有り難や…笑)。 劇場に着くと、既に超満員の人でごった返し…人気の程が伺えるが、ふと見

    ピナ・バウシュの「水の舞台」:"VOLLMOND"@BAM。 - 桂屋孫一のトウキョウ・アート・ダイアリー
    gauqui
    gauqui 2010/10/07
    Pina Bausch
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