美術評論家連盟主催・シンポジウム2011 《岡本太郎と美術批評》 開催要項 美術評論家連盟は、結成50周年に当たる2004年から毎年、総会の開かれる秋に、そのときどきの美術界の関心事に焦点を当てて公開シンポジウムを開催してきました。 今回のシンポジウムは、「岡本太郎と美術批評」をテーマに掲げました。 近年ますます多方面で関心の高まりを見せている芸術家・岡本太郎の活動を、日本の美術批評界がどのように評価してきたか、また、今後どのような視座の中で評価してゆくべきかを、2部構成で多角的に議論し、新しい観点も踏まえて、問題点を明らかにしたいと願っています。 おりしも、今年は当連盟会員で長らく美術批評界をリードしてきた中原佑介、瀬木慎一が、昨年の針生一郎についで世を去り、戦後美術批評に一つの区切りをもたらした観があります。岡本太郎がどう評価されるべきかは、日本の美術の過去はもとより、現在と将来を考え