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再稼働前に重大事故を想定した訓練を行う川内原発の作業員ら=7月27日午前、鹿児島県薩摩川内市(代表撮影) ■川内1号機「ようやくスタートライン」 「川内原発が動かない。このままでは、わが社は倒産するしかありません」 九州電力会長の貫正義は平成27年の年明け、悲壮な覚悟で上京した。政界関係者を回り、九電の危機的財務状況を訴えるためだった。貫が会った1人が、衆院福岡8区選出で、副総理兼財務相の麻生太郎だった。 「そこまで悪い状況なのか…。それはいかんな」 貫の口から出た「倒産」という言葉に、麻生は驚いた。麻生は九電の地元・福岡出身だ。それだけでなく父・太賀吉は、戦後に誕生した九電の初代会長でもある。九州経済における九電の重要性は、よく分かっている。 貫の言う通り、九電は存亡の危機にあった。 最大にして唯一の原因は、平成23年12月以来、管内のすべての原発が停止していることだった。九電は電気事業
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