日本では、長い年月にわたって人類と共に暮らしてきた馬を、モータリゼーションによって徹底的に暮らしから排除してしまった。欧米先進国では、その数は限られているとはいえ、馬が暮らしと繋がっており、いろいろな場面で目にすることができる。 現代の都市は徹底的に記号化されている。先に人間の頭で記号操作が行われ、それに応じてコンクリートで固められおり、あらゆる場所が綿密に覆われている。それゆえ、我々は記号に取り囲まれて暮らしている。その状況が我々を苦しめており、さまざまな社会的問題の根源になっている。 馬は、私たちのこの問題を照らし出し、その状況を変革する力を持つ動物である。せめて欧米諸国くらいには、馬を生活に取り戻して良いのではなかろうか。その馬の力を活用する社会をもう一度志向してはどうだろうか。 このことを人々に知ってもらうために、私は馬を用いた選挙を構想した。 <馬に頼って社会を立て直そう> 馬は