ミャンマーのメディアは、北部のカチン州で、軍がクーデターに抗議する市民に加勢する少数民族の武装勢力との戦闘で多数の兵士を失ったと報じ、今後、軍がさらに強力な報復攻撃に出るおそれがあります。 ミャンマーの独立系有力メディアの「イラワディ」によりますと、ミャンマー北部のカチン州に拠点を置く少数民族の武装勢力は3月25日、戦略的要衝となる軍の基地を襲撃し、占拠しました。 これに対して軍は基地を奪還するための作戦を続けていて、4日連続で空爆を実施したほか、およそ100人からなる地上部隊を投入しました。 しかし地上部隊は13日、カチンの武装勢力の反撃に遭い、多数の兵士を失ったということです。 武装勢力の幹部は「イラワディ」の取材に対して「軍の兵士はほとんど全員が死亡した。われわれは逃げた兵士の行方も追っている」と話しています。 これについてNHKは、軍が設置した最高意思決定機関「国家統治評議会」の報
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