誰もが、「ご飯が美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまった」と後悔したことがあるはずです。 思い返してみると、私たちは常に満腹感だけを手がかりに食事の量を調整しているわけではありません。 人は、満腹過ぎて食べすぎることもあれば、どんなに美味しいものを食べるとしても、食事のペースをある程度保てるときもあります。 最近、アメリカのカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)生理学部に所属するザカリー・A・ナイト氏ら研究チームは、食事のペースや量が胃の満腹感だけでなく味覚などから生じる口の刺激による信号でも制御されていることを報告しました。 胃が膨れて食欲が収まるメカニズムはよく知られていましたが、実は味覚にも食事ペースを調整する機能があったのです。 研究の詳細は、2023年11月22日付の科学誌『Nature』に掲載されました。 From the First Bite, Our Sense o
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