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ブックマーク / kataokayoshio.com (34)

  • 僕の肩書は(お利口)としたい

    gcyn
    gcyn 2017/01/10
  • 彼は二十一歳、ヘア・クリームでなでつけたDAは栗色に輝いていた

    エルヴィス・プレスリーのファンにとって、『エルヴィス’56』という写真集は、もっとも貴重なではないだろうか。アルフレッド・ワートハイマーというフォト・ジャーナリストが撮った写真および文章で構成されているだ。 一九五六年の秋、RCAのポップ・パブリシティ部にたくさん集めてあったエルヴィスのさまざまな写真は、パーカー大佐のリクエストにより、一枚のこさずすべて大佐の手もとに渡ったという。この時点からエルヴィスの死にいたるまで、エル… 底:片岡義男エッセイ・コレクション『なぜ写真集が好きか』太田出版 1995年 『ブックストアで待ちあわせ』新潮社 1983年所収

    彼は二十一歳、ヘア・クリームでなでつけたDAは栗色に輝いていた
    gcyn
    gcyn 2017/01/08
    『エルヴィスという人がいたということは非常にいいことだったと、あらためてよくわかる写真集』
  • 「真珠湾」よりも大切なこと

    いま必要なのは“言葉の関係”に入ること ハワイのオアフ島、真珠湾のアメリカ軍基地を、日軍が奇襲攻撃して太平洋戦争がはじまった日から、五十年が経過しようとしている。真珠湾攻撃の五十周年記念だ。これを機会に、アメリカでは日との摩擦がさらに高まり、日を攻撃したり排斥したり叩いたりする気運がこれまで以上に盛んになるはずだ、という調子の文章が、いわゆるマスコミにかなり多くすでに登場している。真珠湾をそのような低級なアジテーションの枕に使ってはいけない。 日人のあいだでは、真珠湾は相当に風化したと言われてい…

    「真珠湾」よりも大切なこと
    gcyn
    gcyn 2016/12/31
    『言葉の関係、などと言うと、誰しも平和を望んでいることは確かなのだからよく話し合えばわかってもらえるはずなどというようなことを、多くの人は頭に思い描いてしまう』『ドアは確実に閉じつつある』 91年。
  • 『ハワイ・マレー沖海戦』一九四二年(昭和十七年)

    一九四〇年の十月、日軍はフランス領インドシナの北部へ進駐した。現在のヴェトナム、カンボディア、そしてラオスなどの一帯だ。中国を支配しようとしていた日は、この進駐によって東南アジアから中国へ物資が入るルートを絶とう、という目的を持っていた。アメリカやイギリスは、当然、日のこの動きを警戒した。シベリアへ出ようか、それとも東南アジアにしようかと迷っていた日は、東南アジアへ出ていくことを決定した。 一九四一年の七月、今度はフランス領インドシナの南部へ、日軍は進駐した。フランス政府との協定にもとづいた進駐だったが、これ… 初出:『映画を書く──日映画の謎を解く』ハローケイエンターテインメント 一九九六年 底:『映画を書く──日映画の原風景』文春文庫 二〇〇一年

    『ハワイ・マレー沖海戦』一九四二年(昭和十七年)
    gcyn
    gcyn 2016/12/27
    首相の件以上に、NHKのニュースにぶつけて来た選択かしら、って感じしました。
  • 日本語が消えていく

    gcyn
    gcyn 2016/11/21
    『身内でしか通じない日本語、仲間うちだけで通用する日本語が、そうではない日本語とほぼ完全に入れ替わった時期が、バブルの十年間だったと僕は思う』
  • しかし、アメリカには、貧乏もよく似合う

    gcyn
    gcyn 2016/10/24
    『自分らしい状態というものは、明らかにひとつの力であり、その力があるからこそ、写真に撮ってさまになるし、フォトジェニックでもあるのだ』
  • タイプライターの追憶

    この写真は、僕が愛用しているタイプライターのうちの一台を、真上から撮影したものだ。ごく普通の普及品のタイプライターであり、デザインも普通だ。しかし、これはこれで充分にきれいではないか。いまこの文章を書いている日製のワード・プロセサーを被写体にして、おなじような写真を撮る気に、僕はなれない。ごく普通の普及品のワード・プロセサーだが、デザインはまったくきれいではないからだ。 余計なものをすべて削り落とし、機能と使いやすさに徹した、基にごく忠実なこのタイプライターのデザインは、結論をごく簡単に言うと、客観あるいは普遍だ… 底:『昼月の幸福──エッセイ41篇に写真を添えて』晶文社 1995年

    タイプライターの追憶
    gcyn
    gcyn 2016/05/08
    『これが僕の愛用しているものです、と人に見せたくなるような気持ちのけっして起きない』『デザインが主観にとどまっているからだ。それも、きわめて浅い主観のなかに。』/"タイプライターの追憶
  • 四季のひとめぐり

    gcyn
    gcyn 2016/02/13
    ありがとうセンテンススプリング!とか言わない(笑)。でも。/"四季のひとめぐり
  • 創意と工夫との結果による、まったく新しいもの

    gcyn
    gcyn 2016/02/07
    前世紀の夢かそれとも/"『見てくれだけではなく、食品の場合、味や香りそして色をつくり出すためのフォーミュラが、基本的には昔とほとんど変化していないことが多い。数十年前とまったくおなじ味…』創意と工夫と
  • ジャニス、たしかに人生はこんなものなんだ 4 – 片岡義男.com|作家・片岡義男の電子書籍作品公式サイト

    gcyn
    gcyn 2016/01/22
  • だから彼らはいまでも半人前が好き

    gcyn
    gcyn 2016/01/11
    『若い人に人気と言うけれど、これをいまの若い人が読んでわかるの?これはずいぶん年増の話よ』『半人前の肯定は、自分をも含めたすべての現状の、徹底的肯定』『半人前と道連れに、自分は際限なく楽になれる。』/
  • 発情期少年の興味にこたえて、アメリカのSFがはじまった

    gcyn
    gcyn 2015/12/18
    過去の文章に今の話題として読まれるものが沢山あるのはすこいなー。ところで日本の今の発情期は少年期のそれかしら老年期のかしらとか妄想。/発情期少年の興味にこたえて、アメリカのSFがはじまった | 片岡義男.co
  • 海岸の古びた一軒家で、ソリッドな食事をし煙草を吸わない

    「サーフィンは単なるアウトドア・スポーツではない。ウェイ・オブ・ライフなのだ」とか「サーフィンはトータルなライフ・スタイルだ」と、アメリカ製のサーフィン映画のなかでナレーターがいつもくりかえしている。そのとおりだ。サーフボードに乗って、一度でもいいから波をつかまえ、すべり降りた経験を持ってしまったら、サーフィンの魅力に完全にひっかかってしまい、以後、サーフィンはウェイ・オブ・ライフにならざるをえない。 サーファーは、朝早く起きる。暗いうちから起き出し、海岸へいく。一日二十四時間を自分のためにとても有効に使おうと思ったら… 底:片岡義男エッセイ・コレクション『僕が書いたあの島』太田出版 1995年 『サーフシティ・ロマンス』晶文社 1978年所収

    海岸の古びた一軒家で、ソリッドな食事をし煙草を吸わない
    gcyn
    gcyn 2015/12/16
    ほえー、サーフィン!78年!/海岸の古びた一軒家でソリッドな食事をし煙草をすわない | 片岡義男.com
  • イマジン、のひと言につきた

    ジョン・レノンの名前を見たり聞いたり、あるいは彼についてふとなにかを思ったりするとき、僕はまっ先に頭に思い浮かべるのは、一点の絵だ。ジョンがまだリヴァプールでアート・スクールの学生だった頃、同級の女性がジョンの肖像画を描いたことがあった。背もたれのあるごく普通の椅子に、逆むきにすわったジョン・レノンの全身が、その絵のなかにとらえてある。黒いブーツにおなじく黒に見える細いスラックスをはき、やはり黒に見えるジャケットを着たレノンは、眼鏡をかけて画面のすぐ外を見ている。この頃すでに、人の心を直接にとらえる不思議な魅力のある力を、レノンは自… 底:『ノートブックに誘惑された』角川文庫 1992年

    イマジン、のひと言につきた
    gcyn
    gcyn 2015/12/08
    『知ろうとするとき、手がかりは多くないのだ。』/イマジン、のひと言につきた | 片岡義男.com