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ブックマーク / note.com/kashiragi_box (3)

  • 人の話を本気で聞いたことがありますか?|頭木弘樹

    エッセイ連載の第9回目です。 (連載は「何を見ても何かを思い出す」というマガジンにまとめてあります) これまで、「話す」ことについて何度か書いてきましたが(連載の1回目〜4回目)、 今回は、「聞く」ことに関してです。 前回にひきつづき、宮古島で気づいたことです。 宮古島でも入院 また宮古島の話だが、私は宮古島でも入院してしまった。 さいわい、大きな総合病院があり、医療面では何の問題もなかった。 むしろ、全般的に親切で、すんなり入院できて助かった。 看護師さんがすわりこむ 驚いたのは、入院してからだ。 お年寄りが看護師さんに何か話しかけると、看護師さんは立ち止まって聞くのではなく、そばに腰を下ろして、「さあ、じっくり聞きますよ」という態度で聞く。 廊下でも病室でも。 それがどうしたと思うかもしれないが、そんな姿は東京で入院しているときには見たことがない。 入院経験が(残念なことに)豊富なだけ

    人の話を本気で聞いたことがありますか?|頭木弘樹
    gcyn
    gcyn 2023/04/01
    『だんだん不思議になってきた。なぜ話が短いのか? 宮古島のお年寄りは話がくどくないのだろうか? しかし、そんな地域差があるとは思えない』
  • 「感謝がたりない」は、なぜこわいのか?|頭木弘樹

    エッセイ連載の第8回目です。 (連載は「何を見ても何かを思い出す」というマガジンにまとめてあります) Twitterで、次のようなツイートをしたところ、 「感謝が足りない」というような言葉を聞くと、当に許せない気持ちになる。 なにがいけないのかと思う人もいるかもしれないが、かつて、難民キャンプにボランティアに行って「感謝の言葉をちゃんと言えない子には、べ物をあげない」とツイートしている人がいた。 感謝を求める心は、底なしの穴だ… — 頭木弘樹📕UC『うんこ文学』『自分疲れ』『べることと出すこと』『絶望名言』まっくら図書館読書会 (@kafka_kashiragi) March 21, 2023 140文字では、わかってもらえないだろうなあと思っていたのですが、意外に反響がありました。 それだけ、感謝の取り立てに苦しんだことのある人が多いということなのでしょう……。 一方、フォロワ

    「感謝がたりない」は、なぜこわいのか?|頭木弘樹
    gcyn
    gcyn 2023/04/01
    『美しいことが、なぜか自然な流れで、ホラーになってしまうのだ』
  • 口の立つやつが勝つってことでいいのか!|頭木弘樹

    連載開始のご挨拶 週1(金曜夜更新)でエッセイを書いていこうと思っています。 マガジンを作って、そこに入れていきます。 マガジンの名前は「何を見ても何かを思い出す」にしました。 ヘミングウェイの短編のタイトルで、高見浩さんの訳です。 このタイトルを見たとき、「ああ、自分が文学を好きな理由はこれだな」と思いました(中身を読んだら、ぜんぜんちがう話でした。なので、好きなのはタイトルだけです)。 自分が感じた「何を見ても何かを思い出す」を、ここで書いていけたらと思っています。 その第1回です。 小学生のとき、私は口が立つ子どもだった。 十一歳上の兄と六歳上の姉がいたせいかもしれない。 年上としゃべっていると、そちらにひっぱられるから。 当時もう学校は「暴力はダメ、話し合いで」というふうになっていた。 だから、とっくみあいのケンカなんかしていると、先生が割って入って、「手を出しちゃダメ! 口で言い

    口の立つやつが勝つってことでいいのか!|頭木弘樹
    gcyn
    gcyn 2023/02/15
    『ただ、「話し合いなら、ちゃんとした解決だ」と思うのは、ちょっとちがう/なにしろ、言語化できないことがある/そして、言葉にできることでさえ、それをもとにきちんと論理的に議論することは、人間には難しい』
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