東京都が東日本大震災の避難者らを都営住宅などに受け入れた際、車を持つ入居者に最初の月の駐車場代(日割り)と保証金(2〜3カ月分)を請求していたことがわかった。入居当日に初めて知らせたという。都は今後、保証金の扱いなどを再検討するという。 都は都営住宅など32カ所の計600戸を避難者や被災者に提供。3月末に入居者を決め、少なくとも6カ月間の家賃や共益費を免除し、光熱費は自己負担とすることを事前に周知した。 しかし、駐車場代を負担してもらうことは入居当日の資料や各住宅での説明会で初めて伝えた。駐車場代は月3万〜8千円。説明会では「一括払いは厳しい」などの声が出たという。 都は「車の所有者数は正確には把握していないが、福島県からの避難者を中心に多数いる。駐車場代は一般入居者とのバランスを考え、負担してもらうことにした」と説明している。 共産党都議団は4日、駐車場代の無償化を求める石原慎太