レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 高齢の患者さんというのは自立が難しくて、 行政であったり医療者であったり、もちろん患者さんを取り巻く家族であったり、 様々な人を結ぶネットワークの「ノード」として、その存在を保っている。 「死に筋」と「生き筋」 たとえば昨日まで元気だった90歳の高齢者が、転んで上腕骨を骨折したときなんかは、 その患者さんはすでに「死に筋」に乗っかっている。 入院する。かなり高い確率で痴呆が進行して、点滴もままならなくなる。 トイレも自分で行けなくなるし、筋力の低下は一気に進む。食事もとれなくなる。 骨折で患者さん亡くすわけにいかないから経管栄養始めて、たいていむせこんで、 肺炎をおこす。ドロドロになって、最悪亡くなるし、かなり高い確率で寝たきりになる。 「家