ソチニクは人気のあるペストリーで、多分ソビエト・ロシアの名物と言えるだろう。でも、ソチニクの味はなんだかチーズケーキのようだ。クリームチーズとサクサク食感のペストリー生地のコンビネーション。 ロシアのソチニクの歴史は、その生地から始まる。古代ルーシの時代から、人々はこの生地でスコーンを作っていた。やがて誰かが生地にサワークリームとトヴォログ(ロシア版カッテージチーズ)を混ぜた物を詰めることを思い付いたのだ。どんなチーズケーキにも引けを取らない! ただし伝統的なロシアのキッチンの味わい。 ソチニクはソ連で広く生産され、文字通りソビエトの学校購買のシンボルとなった。安く、作るのも簡単だった。長い歴史を経た今も、このおいしい一品はロシアで大変愛されている。ソチニクは外出先で食べられ、また家族や友達をもてなすのにぴったりの、最もヘルシーなお菓子の一つだ。ロシアのどの店でも買うことができるが、ご自
◆ ライター歴60年以上 『女性自身』に創刊号から書いてるんです ―― 『ノストラダムスの大予言』を書くまで、五島さんは週刊誌のライターとして長くご活躍だったんですよね。 五島 上京後しばらくしてから、出版社が次々と週刊誌を創刊する時代になりました。私は、光文社の『女性自身』に創刊号から書いてるんです。 ―― 『女性自身』は、立ち上げから2ヵ月という短期間で創刊されたとか。 五島 もうゴチャゴチャ。しかも美智子さまブームの直前で、皇太子妃候補をピックアップして、何人もの人を追っかけたり張り込んだりと、こっちも必死でしたね。 ―― その頃の記事で、今でも覚えているものはありますか? 五島 創刊してすぐにスチュワーデス殺人事件がありました。後に松本清張さんが、それを題材に小説を書いてますね。 ―― 『黒い福音』ですね。あの事件を担当されたんですか! 五島 はい。BOAC航空のスチュワーデスが、
五島 6月頃からいろんな病気をしましてね、最後は心不全にまでなりました。心不全というのは死に至る病で、程度にもよりますが、たいてい生き返らないんだそうですよ。 ―― 無事に復活されたわけですね。 五島 ようやく退院して、退院後間もなく88歳になりました。 ―― 米寿を迎えられたということで、おめでとうございます。 五島 いえいえ、とんでもないです。何がめでたいって話ですよ。友達ももうずいぶん死んでますし。週刊誌で一緒に仕事した仲間も、たいてい辞めるか、亡くなるかしてますからね。 母に受け継がれた話の中に、黙示録や予言の話があった ―― 今日は、五島さんが週刊誌のライターとして活躍していた時代についても伺いたいのですが、まずはやはりノストラダムスから始めさせてください。1973年に出版された『ノストラダムスの大予言』は大ベストセラーになりましたが、最初から予想されてましたか? 五島 いや、私
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く