「ペテン師」と呼ばれて開き直ったのか…。菅直人首相は、この期に及んで官邸居座りを画策している。ご当人以外の全員が今月中と思っている退陣時期について、「がれき処理」「仮設住宅入居」といった“政権の課題”を次々に並べ立て、退陣を先延ばしする気なのだ。怒り心頭に発した自民党の国対幹部らは、菅内閣に対する不信任案再提出の可能性を探っているという。 「菅首相(の地位)が民主党議員の錯覚や誤解の上にあるのは間違いない。『信なくば立たず』『政治は最高の道徳』。政治家の出処進退で大切なのは『分かりやすさ』と『潔さ』だ。政治の信頼回復のため(退陣を)決断してはどうか」 10日の参院予算委員会で、たちあがれ日本の片山虎之助議員は、篭城を続ける卑劣な菅首相を道徳的にいさめた。 これに対する菅首相は、カエルの面になんとやらの表情。「途中で放り出すことはできない。最後の最後まで責任をまっとうしたい」と語り、官