「競馬より面白いものは他にない」と46歳の武豊は言う。’87年のデビュー以来、数々の大レースを制し、空前の競馬ブームを迎えた’90年代、時代の寵児として頂点に君臨した彼を人は“天才”と呼んだ。数々の栄光、そして騎手生命を脅かす大怪我を乗り越え、前人未到の3700勝を達成。なお尽きることない情熱、その原動力はどこにあるのだろうか? ※今年の3月28日、デビュー28年目で中央競馬通算3700勝を達成。武以前の最多勝利数は岡部幸雄(元騎手)の2943勝 ――武さんといえば、日本の競馬史に残る数々の名勝負を繰り広げてきたわけですが、10代からご自身のターニングポイントになるようなレースや馬を振り返ってください。 武:まずスーパークリーク(※)で勝った菊花賞は大きかったですね。自分というよりも周りが変わったというか。新人のぽっと出で勝ってはいましたけど、競馬関係者のなかには僕のことを半信半疑で見てい
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