自然言語処理Advent Calendar 2021を見に行ってみたところ、今年は閑古鳥が鳴いている。もはや、自然言語処理ブームが過ぎ去った、ということなのかもしれないが、それでも、今年発表された日本語係り受け解析器のうち、私(安岡孝一)の目に止まったものを「総ざらえ」してみよう。 ja-ginza-electra transformers-ud-japanese-electra-base-ginzaをベースにした日本語係り受け解析器で、GiNZAの最新モデルである。単語間係り受けのみならず、文節間係り受けもサポートしており、日本語係り受け解析器としてはダントツの性能(私見)。 SuPar-UniDic 形態素解析部に10種類のUniDicを、係り受け解析部に21種類のBERTモデルを、つなぎ換えて楽しむ日本語係り受け解析器。どれをどう繋げば性能が出るのかわかりにくいが、使い方は3月12日