山梨県・富士河口湖町で祖父母を殺害したとされ殺人罪に問われている少年についての裁判員裁判が10月27日に結審し、検察は少年に懲役10~15年の不定期刑を求刑しました。公判で少年は起訴事実を認め、動機について「祖父母の遺産が母親に入れば幸福の科学学園高校とハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)に入ることができると考えた」などと説明しました。殺害された祖父は創価学会信者で、祖母は幸福の科学信者。少年の母親が経済的に困窮し実家の支援を受けていながら幸福の科学の100万円の御本尊を購入していたことも明らかになりました。 この事件は、2015年9月に当時高校3年生(18歳)だった少年が、自宅から数キロ離れた場所に住む祖父母を包丁で刺殺したとされるもの。直後に逮捕された少年は今年2月、犯行は計画的で「かなり犯情が重い」として甲府家裁から検察官に逆送され、今年10月24日から甲府地裁で裁判員裁判