サッカーJリーグ1部(J1)の川崎は5日、ヤマザキナビスコ・カップ決勝(3日、国立)で所属選手が表彰直後にメダルを外すなど態度が悪かった問題を受け、準優勝賞金5000万円を自主返還するなどの対応を決めた。武田信平社長ら役員3人は減俸10分の1(3カ月)、ガムをかんで表彰式に臨んだDF森勇介は最低1試合の出場停止処分とした。 練習前のミーティングで選手を厳重に注意した武田社長は「メダルを外し、握手をしないなどの行為は大変失礼。(賞金返還は)すべて許されることではないが、1つの誠意の証」と説明。今後については「試合の中でお返ししていくのがわれわれの義務」と選手にフェアプレーを求めた。午後には伊藤宏樹主将らとともにJリーグの鬼武健二チェアマンを訪ね、直接謝罪する予定。