前回は神戸情報大学院大学における「探究実践」の流れを説明したが、今回から具体的な事例を紹介していきたい。まずは本学全体として取り組んでいる「探究 for Africa」という探究プロジェクトを紹介する。 ITを使って社会課題を解決したいアフリカの国 プロジェクト発足のきっかけは、偶然ともいえる。本学の福岡副学長が2011年3月の「ITあわじ会議」というIT関連のコンファレンスに参加したときに、マラウィの大使館員と親しくなったことがきっかけだった。本学が取り組んでいる探究実践の話をしたところ、「まさにマラウィもITを活用した社会課題解決に力を入れようとしている。何か手伝ってもらえないだろうか。」ということで話が盛り上がり、本学とマラウィの提携関係に発展した。さらに本学だけでは経験不足であるため、JICA(国際協力機構)の方にご相談したところ、この探究実践の考えを基本とした研修を、マラウィだけ
![ITを使って途上国の課題を解決する方法:日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)