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ブックマーク / number.bunshun.jp (89)

  • ホリエモンが語る球団買収の裏側。「渡辺恒雄氏に挨拶に行けば……」(石井宏美)

    2004年、大阪近鉄バファローズの買収を申し出た。買収の申し出を拒否されると、今度は東北に新球団を設立する計画を発表。最終的に参入は実現しなかったが、世間にその名が広く知れ渡り、一気に時代の寵児となった。 「Number Sports Business College(NSBC)」第20回のゲスト講師・実業家でSNS media&consulting株式会社ファウンダー堀江貴文氏と池田純氏との対話は、日を騒がせた2004年プロ野球球団買収の話から、今注目するスポーツビジネス、そして日スポーツ界への提言など多岐に渡った。 NPBの圧倒的な知名度が魅力的だった。 ――堀江さんは2004年に近鉄バファローズ(当時)の買収をしようとしていましたが、何が魅力的だったのでしょうか。 堀江「当時のCFO(最高財務責任者)が大の野球ファンで、常々『うちの会社がでかくなったら野球チームを持ちたい』と言っ

    ホリエモンが語る球団買収の裏側。「渡辺恒雄氏に挨拶に行けば……」(石井宏美)
  • なぜ水原一平通訳は“狙われた”のか? カジノ専門家が解説する違法賭博業者の思惑「大谷翔平に近い立場」「業者のゴールは八百長」(齋藤裕(NumberWeb編集部))

    3月21日、開幕2戦目を前にしてドジャース・大谷翔平の通訳・水原一平氏が解雇されるという衝撃的な報せが世界を駆け巡った。解雇の発端となったのは、ESPNやロサンゼルス・タイムズなどが報じた大谷の口座からの賭博業者への送金、そして水原氏の違法賭博への関与疑惑だ。そもそも、なぜ水原氏は賭博業者の“標的”となったのか。そして、野球以外のスポーツへの違法賭博でもMLBの処分対象になる理由とは? アメリカのスポーツベット(スポーツ賭博)について、海外のカジノ事情に詳しい国際カジノ研究所所長の木曽崇氏に話を聞いた。 出会いの場となった「ポーカー」 発端は3年前にさかのぼる。2021年、カリフォルニア州サンディエゴ。今月20日の開幕戦で対戦したパドレスのお膝元で水原一平氏はポーカーを楽しんでいた。水原氏は“プレーヤー”として、一人の男と出会う。現在、違法賭博などの疑いで捜査を受けているマシュー・ボウヤー

    なぜ水原一平通訳は“狙われた”のか? カジノ専門家が解説する違法賭博業者の思惑「大谷翔平に近い立場」「業者のゴールは八百長」(齋藤裕(NumberWeb編集部))
  • 東大卒投手が戦力外後ナベツネに直撃「“何だこの本は!”とムッとしつつ…」ホークス編成・フロントで経験した“球団経営ウラ話”(広尾晃)

    「球界再編で、世間から巨悪のように批判されていました。ただ、私は経営視点に立てば、渡邉さんは正論を言っていると感じて、ぜひお話を伺いたいと思っていたのです。それで読売新聞社に取材を申請したんですが、“渡邉さんへの取材は一切受け付けていません”と断られました。でもその時、私は自分の思いが届けばインタビューに応じてくれるんじゃないか、と思った。そこで、取材の趣旨を徹夜で書き連ね、配達証明郵便で送った。“ナベツネさんは手紙には目を通す”という都市伝説もありましたから。 そうしたら社長室から“インタビューをお受けします”という電話があった。球界再編の渦中で、渡邉さんにインタビューできたのは私だけだったと思います」 ナベツネさんに完成したをお送りすると… 当時、渡邉恒雄オーナーは「たかが選手が」という発言によって、日中を敵に回したような感があった。ただし小林氏との対談では、渡邉氏は明治以降の野球

    東大卒投手が戦力外後ナベツネに直撃「“何だこの本は!”とムッとしつつ…」ホークス編成・フロントで経験した“球団経営ウラ話”(広尾晃)
  • 「生々しい傷が残って…」衝撃の死から1年後、アイルトン・セナから石橋貴明に届いた“約束のヘルメット”「一度も頭を入れたことはありません」(松本宣昭)

    そんなタカとセナが初めて対面したのは、'92年10月20日。東京・河田町にあったフジテレビ社屋内の、特別応接室だった。 セナ「彼はグッドガイだ」 あの日はたまたま仕事が休みで、家でテレビをつけたら、『笑っていいとも!』にセナが出てたんです。15時からの『タイム3』と、夕方の『スーパータイム』にも出演すると告知していました。慌ててフジテレビのスタッフに「会えないかな?」って相談したら、許可が下りて。『生ダラ』で使っていたセナ仕様のヘルメットを持って、急いで河田町に向かいました。 ガチガチに緊張しながら応接室に入ったら、セナはソファでくつろいでいる。僕としては、軽く挨拶をして終わりだろうと思っていました。ところが立ち上がってネクタイを締め直したセナは、がっちり手を握って、こう言ってくれたんです。 「はじめまして。カートをやっているそうですね。うまくなりましたか? カートは、小さな子どもたちにと

    「生々しい傷が残って…」衝撃の死から1年後、アイルトン・セナから石橋貴明に届いた“約束のヘルメット”「一度も頭を入れたことはありません」(松本宣昭)
  • 「三笘薫は要注意だった」「急成長との評価が」W杯スペイン視点で見た“番狂わせの真相”「彼らの予想外は…」旧知の日本人指導者が明かす(木崎伸也)

    アイトールから試合2時間前、電話がかかってきた 「チーム・エンリケ」からすれば、白石は日についての貴重な助言者だったのだろう。カタールW杯のスペイン対日の約2時間前にも、アイトールから電話がかかってきた。 「『最後に何か一言あるか?』と訊かれました。僕は『おそらく日は後半に攻撃的な選手を入れ、立ち上がりに激しくプレスをかける。それをかわせたら、あとはオープンな展開になってスペインが点を取りやすくなるだろう』と答えました。アイトール自身もそれはわかっていたでしょうから『やっぱりそうだよな』という反応でした。ところが、わかっていたのにスペインはその通りの形でやられた。彼らの中に『計算外』があったんだと思います」

    「三笘薫は要注意だった」「急成長との評価が」W杯スペイン視点で見た“番狂わせの真相”「彼らの予想外は…」旧知の日本人指導者が明かす(木崎伸也)
  • 少年野球で1本4万円もする「飛ぶバット」はアリか? “値段が高すぎ”中学野球では過去に禁止も…「ヒット1本1000円なら悪くない」の声(沼澤典史)

    筒香嘉智氏の「(バットの)重さや直径だけでなく、反発係数の規定を設けるべき」という発言に呼応するように複合バット(飛ぶバット)規制論を唱える声も少なくない。その一方、現役通算403のホームランを打った山崎武司氏(崎の「大」は「立」が正しい)は野球における飛距離の魅力を強調する。 「昨年の中日ドラゴンズはセ・パ両リーグ通じて最下位の69塁打。僅差でピッチャーが頑張って勝つ試合はもちろん見応えはありますけど、ホームランで3点差をひっくり返して勝った試合のほうが、やっぱり観客は楽しいはずですよ。野球のプレイヤーの視点で言うと、バッターとして遠くに飛ばすことはいちばん気持ちがよくて楽しいところ。僕も中学時代の練習中に、初めてグラウンド外の校舎に当たるくらいかっ飛ばしたときのことをはっきり覚えています。あれは当にいい気分でした。複合バットを使って遠くに打球を飛ばせたなら、子どもたちが野球を続け

    少年野球で1本4万円もする「飛ぶバット」はアリか? “値段が高すぎ”中学野球では過去に禁止も…「ヒット1本1000円なら悪くない」の声(沼澤典史)
  • 高木菜那らが所属、名門・日本電産サンキョーが突然の廃部…選手も当日に知らされる“異常事態”はなぜ起こった?〈4月入社予定の高校生も〉(松原孝臣)

    スピードスケート界に衝撃的なニュースが流れた。 3月1日、日電産サンキョースケート部が3月31日をもって廃部となることが発表されたのだ。 「近年強いリーダーの不足に加えて、ここ数年スケート選手を目指す若者も減り、そのレベルも落ちてきたことから、企業がスピードスケート競技の発展に貢献するという当初の目的についての展望が持てないと判断し」、廃部を決定したという。平昌五輪で2つの金メダル、北京でも団体追い抜きで銀メダルを獲得した高木菜那ら8名の選手が現在も在籍していることや、何よりもスピードスケート界屈指の名門が消えることに「まさか」という驚きの声が上がっている。 清水宏保らトップ選手を輩出してきた名門 もとの社名は三協精機で、1957年にスケート部が正式に発足した。現在の社名を冠した「日電産サンキョースケート部」になったのは2005年だ。 1960年のスコーバレー五輪に3選手が出場したのを

    高木菜那らが所属、名門・日本電産サンキョーが突然の廃部…選手も当日に知らされる“異常事態”はなぜ起こった?〈4月入社予定の高校生も〉(松原孝臣)
  • 「日本の人権リテラシーは極めて低い」Jリーグ常勤理事が“9000字超の長文”で「ハラスメントとの決別」を宣言した理由とは(宇都宮徹壱)

    Jリーグ公式noteにて「スポーツ現場におけるハラスメントとの決別宣言」という記事がアップされたのは1月18日20時3分のことであった。執筆者はJリーグの佐伯夕利子常勤理事である。 9000字を超える長文だったが、何度もうなずきながら一気に読んでしまった。このタイミングで書かれたのは、昨年末に相次いだパワーハラスメントの懲罰決定(12月24日に東京ヴェルディ、30日にサガン鳥栖)を受けてのものである。 この記事に、私は2つの点で興味を抱いた。まずnoteという、一般にもなじみ深いプラットフォームが用いられたこと。そして発信者が、佐伯理事だったこと。スペインでの長い指導経験を持つ彼女だからこそ、日の指導現場でのハラスメントを「人権侵害」と断じることができた。その事実を、われわれは噛みしめるべきである。 普段は自宅のあるビジャレアルから、オンラインでのミーティングに参加し続けている佐伯理事。

    「日本の人権リテラシーは極めて低い」Jリーグ常勤理事が“9000字超の長文”で「ハラスメントとの決別」を宣言した理由とは(宇都宮徹壱)
    geopolitics
    geopolitics 2022/02/21
    人権自体海外製品で日本の家庭で使えるとは限らないからね。人権=キリスト教国家。
  • 15歳ワリエワ騒動を“ただのドーピング事件”にしてはいけない理由…選手たちが語った“ロシアフィギュア界の闇”「みんなやってるよ」(及川彩子)

    多くの人がもやもやした気持ちを抱えたまま、フィギュアスケート女子を観戦することになった。 ROC(ロシア五輪委員会)の北京五輪フィギュアスケート代表、カミラ・ワリエワの検体から禁止薬物が検出されたというニュースが発表されたことで、彼女の個人戦出場は一時不透明な状態になった。そして出場できるか否かはCAS(スポーツ仲裁裁判所)の手に委ねられた。 そして、2月14日午後。ワリエワに「出場許可」というニュースが届けられた。なお、3位以内に同選手が入賞した場合は、表彰式やメダル授与式を実施しないという。 今回の経過、裁定に関してはすでにニュース速報などでカバーされているはずなので、ここでは、今回の一連の騒動、そしてロシアの抱える問題に焦点を当てたい。 ワリエワ人に“ドーピングの意思”はあったのか? 15歳が禁止薬物を自ら購入し、摂取したのか。 ドーピングのニュースが出た際、多くの人が違和感を感じ

    15歳ワリエワ騒動を“ただのドーピング事件”にしてはいけない理由…選手たちが語った“ロシアフィギュア界の闇”「みんなやってるよ」(及川彩子)
  • 日本に足りないのは「めっちゃ楽しそうにサッカーをする下手なおっさん」 欧州で目撃した、勝利(とビール)を真剣に目指す大人たち(中野遼太郎)

    「いや、お前が言うなよ」 これは、僕が海外生活において脳内で発したランキング、堂々1位のセリフです。自分の実力、過去の言動、現在置かれた立場、すべてを棚に上げて平気な顔で意見を言ってくる西洋や南米、アフリカの人たちに対しての第一感であり、「いやいやいや、お前が言うなよ」が第2位であることを考えても、その突出具合は際立っています。 「自分のことは棚に上げる」どころか、あげた棚ごと鍵をかけて窓から放り投げ、割った窓を背景に腕を組んで仁王立ちしているくらいの整合性の取り方の時もあり、僕は困惑や怒りを通り越して尊敬の眼差しを送ることになります。どの口が言うんだよ、よりも先に、反射とも取れるような速度で心の中にある意見を口から表出できることへの羨ましさを感じるのです。 それってこどもの特権じゃないの?と思いつつ、その意見が(僕にとっては)どんなにピントが外れたものでも、目を見て、素早く、堂々と言われ

    日本に足りないのは「めっちゃ楽しそうにサッカーをする下手なおっさん」 欧州で目撃した、勝利(とビール)を真剣に目指す大人たち(中野遼太郎)
  • 「10回やったら3回は勝てる」5部のクラブが天皇杯でJ1広島に快勝…サッカー未経験の分析官が語る“おこしやすの奇跡”の裏側(澤田将太)

    2021年、日サッカー界最大のジャイアントキリングは、天皇杯2回戦で起きた“おこしやすの奇跡”だった。関西1部リーグ所属のおこしやす京都ACが、J1の強豪サンフレッチェ広島を5対1で破ったのだ。その舞台裏には、「まともにボールを蹴ったことがない」と語るサッカー未経験の分析官がいた。(全2回の1回目/後編へ) 学生時代、部活に所属していなかった“サッカー店長”こと龍岡歩は、サッカーを見ることに多くの時間を費やした。高校卒業後は、9年間の海外放浪を経てサッカーショップに就職。並行して書いていた戦術ブログが関係者の目に留まり、サッカー素人でありながらJ3の藤枝MYFCに分析官として加入することなる。その後、おこしやす京都ACに活躍の場を移した龍岡は、先述したジャイアントキリングの当事者となった。 「試合前に『この試合勝てるよ』って言ったら、チームのみんなに笑われました(笑)。監督ですら10回に

    「10回やったら3回は勝てる」5部のクラブが天皇杯でJ1広島に快勝…サッカー未経験の分析官が語る“おこしやすの奇跡”の裏側(澤田将太)
  • 「スケボー禁止!」「スケボー禁止!」14歳と19歳のスケボー女王を取材して痛感した《日本ではスケボーをやる場所がない》問題(近藤篤)

    Number最新号「新しい金メダリストのつくり方」では、堀米雄斗を筆頭に東京五輪で金メダルを獲得したスケートボーダーたちを大特集。パークとストリートの種目で初代女王に輝いた四十住さくらと西矢椛をインタビューし、彼女たちにゆかりあるスケートパークを取材したフォトグラファーの近藤篤氏が実感した、国内のリアルなスケボー事情とは? かくいう僕もその一人だった。 別にスケボーを子供の遊びだと思ってはいなかったし、他のスポーツと比べて下に見ていたわけでもない。公園や歩道で夜遅くまで滑り倒すスケーターたちに敵愾心を抱いたこともない(若者に偉そうに言えるほどちゃんとルールを守って生きてきたわけじゃないから)。 でも、スケボーとオリンピックという組み合わせはなんだかしっくりこなかった。 陸上だってある、体操だってある、サッカーだって、アーチェリーだって重量挙げだってある、なのになんで今更スケボーが必要なんだ

    「スケボー禁止!」「スケボー禁止!」14歳と19歳のスケボー女王を取材して痛感した《日本ではスケボーをやる場所がない》問題(近藤篤)
    geopolitics
    geopolitics 2021/10/26
    他の競技も同じだけどね。部活が五月蠅いと学校にクレームが来るそうだし。
  • 「近隣住民からのクレームで」完成したのにスケボーパークが一度も使えず…《日本ではスケボーをやる場所がない》問題(沼澤典史)

    「堀米雄斗効果でスケボー人口が急増している」という噂。取材を進めるとパーク利用者は確かに増え、スケボー用具も売れていることが分かった。一方、日でスケボーが普及するにはまだまだ問題も多いのが実態だ(全2回の2回目/前編へ)。 千葉市や藤沢市でスケボーパークの計画が進み、東京でも「有明アーバンスポーツパーク」の恒久施設化が検討されている。ただ、そうは言っても理解のあるケースはごく一部だ。大田区城南島へのパーク建設の立役者である冨田誠氏は嘆く。冨田氏は同区糀谷でスケボーショップ「fifty fifty Skateboard Shop」を営んでいる。 「東京都が初めて整備したスケートパークが城南島。あれは大田区でスケートボードをしているOTSCオオタスケートクルーの仲間たちと1998年に署名を始めて、完成まで7年かかりました。当時は都内で唯一の施設だったから、各地のスケーターが集まっていましたね

    「近隣住民からのクレームで」完成したのにスケボーパークが一度も使えず…《日本ではスケボーをやる場所がない》問題(沼澤典史)
  • 東海大相模や星稜が出場辞退…高校野球関係者に聞いた感染症対策の難しさ「指導者自身も“鼻出しマスク”で」「更衣室だと気が緩み…」(広尾晃)

    1つには、昨年、クラスターが起こった学校の生徒がアルバイトを解雇されたり、入店を断られたりするなどバッシングが相次ぎ、メディアが配慮したことが大きいと思う。コロナ感染は気を付けていても誰にでも起こるからだ。 もう1つは、この手のクラスターがそれほど珍しいものではなくなったということもあろう。 東海大相模や星稜が出場辞退する事態に しかし、コロナの脅威は消えるどころか増している。夏の地方大会でも福井商、東海大相模、星稜、中越など有力校でクラスターが発生し、選手権の地方大会出場を辞退する事態に至っている。 筆者は新型コロナの感染拡大以降も、各地の高校野球の取材をしてきた。率直に言って「感染対策の観点だと危ないのでは」と思う状況もあった。ベンチで選手たちは大声を出しているし、練習試合では両校の生徒がマスクもせずに、おしゃべりをしながら仲良くグラウンド整備をしていたりもする。集まって無造作に着替え

    東海大相模や星稜が出場辞退…高校野球関係者に聞いた感染症対策の難しさ「指導者自身も“鼻出しマスク”で」「更衣室だと気が緩み…」(広尾晃)
  • 高校ラグビー部の監督はなぜ「部活をクラブに変えた」のか? 生徒を苦しめる“勝利至上主義、補欠文化”からの脱却で目指すもの(島沢優子)

    神奈川県立平塚工科高校ラグビー部「アルタイルズ」が、今年度から同校生徒以外の外部生も加入できるクラブチーム「湘南アルタイルズ」として始動した。同校教員でもある松山吾朗監督(44)によると、ラグビーの高校のクラブチームは神戸と福岡に2チームあるものの、高校ラグビー部が母体となったものは全国初だという。 クラブの参加資格は高校生及び、高校年齢の男女。「ラグビーを愛する、仲間をリスペクトできる者」で、居住する地域や通う学校は問わない。練習は週3回だが、週1回や月に数回の参加でも加入できる。クラブの外部生は、全国高等学校体育連盟が主催する花園などの大会には出場できないものの、他校との練習試合や公式戦には出場できる。松山監督はクラブチームとして出場する試合を増やすために独立したリーグの設立も手掛けている。 「取り組み方はそれぞれ違っていい」 現在部員は44人。そのうち外部加入は目下4人だ。ひとりは県

    高校ラグビー部の監督はなぜ「部活をクラブに変えた」のか? 生徒を苦しめる“勝利至上主義、補欠文化”からの脱却で目指すもの(島沢優子)
  • 高校生も帰宅部(約20%)が増えている…現役教師のため息「運動部を減らしたいのにOBOGの反発がすごくて…」(沼澤典史)

    中学で帰宅部の人気が伸びている背景を調べてみると、現在のスポーツ部活が抱える様々な問題が見えてきた。では高校生の部活ではどうなのか? そしてそれらの問題を解決するカギはあるのか?(全2回/前編へ) 高校生でも帰宅部(約20%)が増加中 中学と比べ、高校の部活は甲子園などを始め、規模も注目度もケタ違いだ。大学スポーツと比べても、メディアでの扱いやファンの多さで引けを取らない。 しかし、帰宅部が増加しているのは高校も同様である。高校2年生に対する調査では「部活に無所属」と回答した生徒は平成26年度は19.0%、平成28年度は20.3%と増加している(国立青少年教育振興機構調査)。直近の調査はないが、中学同様に増加傾向にあると考えていいだろう。 実際、20年以上のキャリアを誇る福島県のベテラン高校教師も生徒たちの変化を感じている。 「昔より帰宅部が増えた印象は確実にありますね。私の担任する学年の

    高校生も帰宅部(約20%)が増えている…現役教師のため息「運動部を減らしたいのにOBOGの反発がすごくて…」(沼澤典史)
    geopolitics
    geopolitics 2021/06/05
    部活は体力を捨ているところと、親が帰宅するまでの隔離して街の治安を守る。あと部活と給食しか興味が無い人の救済。https://geopolitics.hatenadiary.com/entry/2021/01/14/100000
  • 今年こそ“セはパよりすごく弱い”を覆せるか 交流戦15年間で引き離された勝敗差、要因は原監督も提言したDH制と…(広尾晃)

    15シーズンのうち、14シーズンでパ・リーグが勝ち越している。それだけではない。15シーズンを5シーズン刻みで見て行くと以下の通りだ。 2005年~2009年 パ427勝/セ418勝/19分 勝率パ.505 2010年~2014年 パ377勝/セ312勝/31分 勝率パ.547 2015年~2019年 パ294勝/セ236勝/10分 勝率パ.555 5年単位で、パ・リーグがセ・リーグをじりじりと引き離しつつあるのだ。 ソフトバンクは2勝1敗を上回るペース ここ5年間の勝敗を球団別に見ていこう。 <パ・リーグ> ソフトバンク59勝28敗3分 率.678 西武49勝38敗3分 率.563 日ハム47勝41敗2分 率.534 ロッテ47勝43敗0分 率.522 楽天47勝43敗0分 率.522 オリックス45勝43敗2分 率.511 <セ・リーグ> 広島44勝44敗2分 率.500 巨人41勝

    今年こそ“セはパよりすごく弱い”を覆せるか 交流戦15年間で引き離された勝敗差、要因は原監督も提言したDH制と…(広尾晃)
  • 「五輪選考会の標準記録も可能」NFL屈指の俊足選手が100m走に挑戦 “ボルトより速い〇〇選手”論に終止符?(及川彩子)

    だけではなく、世界中で、サッカー、アメフト、野球選手のスピードがこんな風に紹介されることがある。俊足ぶりを表現したいのは分かるが、数字、記録を争う世界にいる陸上選手や関係者にとっては、見過ごせない内容だ。 ボルトよりも速い選手が他スポーツにいる? 50m走のタイムは手動で、選手自身のタイミングでスタートしていることが多いし、サッカー選手のプレー時の最高時速を単純に100mに換算されても、あくまでも仮説なのでボルトを超えたことにはならない。俊足の選手は、確かにその競技では突出したスピードを持っていることはまちがいない。だがボルトよりも速い、50mで日記録を超えるなどの表現は、陸上選手に対して敬意がないように感じる。 もちろん当該選手には非がなく、キャッチーな見出しをつけたり、正確性に欠ける数字をそのまま伝えているメディアに問題があるのだが、多くのスポーツファンはこう思っていたのではない

    「五輪選考会の標準記録も可能」NFL屈指の俊足選手が100m走に挑戦 “ボルトより速い〇〇選手”論に終止符?(及川彩子)
  • IOC重鎮に本音を聞いた「五輪は開催する」けど「感染拡大なら日本に責任」… 埋まらない世論との溝、海外メディアも悲観的なまま(長谷部良太)

    東京五輪開幕まで4月14日でちょうど100日となった。来ならば開催国では機運が最高潮に高まり、自国選手たちの調整ぶりやメダル獲得予想に大きな注目が集まる時期だろう。しかし、「ウィズコロナ」で初めて行われる今回は状況が全く異なる。人々の関心は、「五輪をやれるのか、やれないのか」にある。 世論調査では大半が今夏開催を疑問視 毎日新聞などが3月に行った世論調査では、東京五輪を「予定通り開催すべき」と答えた人はたった9%だった。朝日新聞が4月10、11日、東京五輪・パラリンピック開催について3択で尋ねた世論調査の結果は、「今年の夏に開催する」が28%、「再び延期する」は34%、「中止する」は35%。日では今なお、大半が今夏の開催を疑問視している。

    IOC重鎮に本音を聞いた「五輪は開催する」けど「感染拡大なら日本に責任」… 埋まらない世論との溝、海外メディアも悲観的なまま(長谷部良太)
  • 「イチローや松井が例外だったんですよ」MLBでフロントを経験、斎藤隆が明かす“米国で獲得リストに挙がった日本人野手の名前”(中村計)

    「田中はメジャーのFA選手で、5の指に入る投手だった」 ――パドレスのフロント経験もある斎藤さんに、まずは、昨年から今年にかけてのアメリカのストーブリーグ戦線についておうかがいします。 斎藤 コロナ不況が直撃しましたね。その象徴が楽天に復帰した田中(将大)でしょう。今オフのメジャーのFA選手の中では、5の指に入る投手だった。チームによっては、真っ先に田中獲得に名乗りを上げたところもあったと思うんです。ただ、どこも懐事情が苦しい中で、田中クラスの選手に見合う条件を提示できなかった。結果、あれだけの選手が日に戻ってくることになったわけです。 ――今オフ、渡米を希望した日人選手は4人いました。巨人の菅野智之、ロッテの澤村拓一、日ハムの有原航平と西川遥輝です。有原、澤村は契約まで行きましたが、菅野と西川は契約に至りませんでした。ただ、2人は対照的で、菅野は「行かなかった」のに対し、西川は

    「イチローや松井が例外だったんですよ」MLBでフロントを経験、斎藤隆が明かす“米国で獲得リストに挙がった日本人野手の名前”(中村計)