バルーンアートと聞いて私たちがまず思い浮かべるのは、路上やデパートのイベント会場などでピエロが風船をひねる姿だろう。鮮やかな手技から生み出される、小さな犬や、花や、愛らしいキャラクターたち……そんな大道芸としてのバルーンアートのイメージを、根底から覆す男がいる。そのアーティストの名は、SHINO。32歳のバルーンアート全米王者は、東大大学院博士課程単位修了という異色の経歴の持ち主でもある。 (SHINOのパフォーマンス動画はこちらから) 「東大の院出身という経歴は、別に公表しなくてもいいもの。だけど、今後の日本はコンテンツカルチャーで盛りたてていく時代になってゆくと思うので、あえて学歴を公表することにしたんです。それによって注目してくれる人もいるかと思いまして」 パフォーマーとして「風船ひねり」の腕を磨く一方、大規模な作品を次々に生み出しているSHINO。風船のオブジェで埋め尽くす迫力満点
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