2010年08月28日15:16 カテゴリ本科学/文化 「近代の超克」論 サンデルが来日し、東大で講義して大盛況だったようだ。しかし彼の議論は、モダニズム批判としてはそう新しいものではなく、むしろ日本のほうが早い。その代表が、「近代の超克」と題して有名になった1942年の『文学界』の座談会である。ここではニーチェやフッサール以来の近代批判を継承し、自由主義や個人主義を否定して「アジアとの連帯」を求める議論が展開された。これを廣松渉が解説するのは奇妙な組み合わせにみえるが、彼の哲学は非常に「日本的」で、本書はその問題意識をよく示している。近代的な「負荷なき自己」がフィクションであるという認識は、この座談会に集まった面々にとっては共通了解だった。当時は、アジアを代表する「新興国」としての日本が西欧近代の価値観に挑戦する「大東亜戦争」を戦っている最中であり、その世界史的意義を確認することが彼らの
東京都福生市の米軍横田基地沿いの商店街約50店舗が28日、米ドルで買い物ができるサービスを始めた。「日米の通貨が使える商店街」として観光客を誘致するとともに、足が遠のいた米軍関係者を呼び戻すのが狙い。外国通貨の国内での利用は98年に規制緩和されたが、財務省外国為替室は、海外通貨建てカード決済ではなく、紙幣・貨幣の使用を商店街規模で受け入れるのは「聞いたことがない」としている。「基地の街」の新たな試みとして注目を集めそうだ。 横田基地の入場口が並ぶ同市の国道16号沿いは通称「ベースサイドストリート」と呼ばれ、アメリカ色の濃い輸入雑貨や衣料品店、国際色豊かな飲食店が軒を連ねる。基地内には約1万人の軍人やその家族が生活し、「1ドル=360円」時代には多くの外国人が街にあふれた。しかし円高により、近年は円・ドルともに使用できる基地内で買い物を済ませる米国人が増えているという。 かつて国内では海外通
中学校の吹奏楽部顧問教諭が女子部員に「パンツはき替えろ」 持参した下着を女子生徒にはかせ、着用後に持ち帰った長野県内の公立中学校の男性教諭(49)が、26日に長野県教育委員会から懲戒免職処分を受けたことが27日、分かった。吹奏楽部副顧問の教諭は、部員の女子生徒にパンツをはき替えるよう指示。部活終了後、再び着替えさせて持ち帰っていた。教諭は「吹奏楽部の大会でいい成績を残すためのゲン担ぎだった」と説明したという。 長野県教委によると、事件があったのは7月中旬。吹奏楽部副顧問の男性教諭は、部員の女子生徒を校内の研究室に呼び出し、自ら持参した赤色のパンツにはき替えるよう指示した。生徒は素直に従い、部活動に参加。教諭は部活後に「自分が洗うから」と伝えて再び元の下着に着替えさせると、新品から“使用済み”となったパンツを持ち帰った。 女子生徒は下校途中、教諭の不審な行動を友人らに相談。帰宅後、様子がおか
2010年08月28日00:19 カテゴリ経済 ニセ経済学の見分け方 血液型やマイナスイオンからホメオパシーまで、世の中にニセ科学の種は尽きない。経済学は科学といえるかどうかあやしいが、ニセ経済学の類は多い。ニセ科学には、次のような特徴がある:複雑な現象を一つの原因で簡単に説明する 「**さえやればすべて直る」と万能の治療法を宣伝する 一見もっともらしい科学用語を使い、学界の権威を利用するリフレはこの3つの特徴を見事に満たしているが、もっとお粗末なのは「国債はいくら発行しても大丈夫」と称するバラマキ派である。日経ビジネスオンラインの三橋某の記事も、前半は磯崎さんも指摘するようにバランスシートの読み方を知らないで支離滅裂な話をしており、日本語として意味をなしていない。 主要部分では、GDPギャップを「需要と供給のギャップ」と取り違えてトンチンカンな話をしている。以前の記事でも書いたように、G
【科学】 2010年8月25日 司法関係者が統計学を理解できないと – サイエンスポータルレビュー この記事にはちょっとびっくりしました。何がびっくりしたって、記事中で紹介されている法廷の現場における科学者の証言の扱いについてです。 最初の基調講演者、津田敏秀・岡山大学大学院環境学研究科教授の指摘からも事態の深刻さが読み取れた。津田氏は疫学が専門の医師として、水俣病を初めとする多くの環境裁判の法廷で証言してきた経験を持つ。 氏の指摘の中で、多くの人がありそうだと感じるだろう、と思われることがあった。裁判官を含む司法関係者の多くが、疫学の基本である統計学を理解していないということだ。確率というものが理解できない結果、「95%の確率でこれこれのことが言える」という科学者の証言に対し、「では残り5%はどうなのか」といったやりとりにしばしば論点が移され、結果的に「5%」の方が勝ってしまうことが「日
まだ最終結論までは出てないんですが... 米国はモンタナ州ボーズマンにあるロッキーズ博物館におきまして、恐竜界でも非常に有名なトリケラトプスが、実はトロサウルスの子どもの頃の姿に過ぎないという衝撃の発表が先月出されて以来、何かと物議を醸しているみたいです。えっ、お馴染みのトリケラトプスという名前も消えちゃうのかな? どうやら1800年代後半にトリケラトプスとトロサウルスの両方を発掘したオスニエル・マーシュ古生物学者が、そもそも2つの全く異なる形にしか見えない化石を見て、別々の恐竜として発表してしまったのが事の始まりだったようですが、ロッキーズ博物館の古生物学者であるジャック・ホーナーさんおよびジョン・スカネラさんの両名が、改めて29のトリケラトプスの頭蓋および9のトロサウルスの頭蓋の化石を徹底調査した結果、トリケラトプスとトロサウルスは同一種であり、トリケラトプスが成長を遂げたものがトロサ
先日起こった「北朝鮮のMIG21戦闘機が墜落した事件」で、佐藤守氏はこの事件を「北朝鮮の末期的現象」と解釈している。その可能性は極めて高いだろう。共産主義という美名の下に、独裁者と軍部の上層部が結託して、少数の支配階級を作り、多数の人民を長年抑圧する独裁政権は、いずれ崩壊の道を辿ることは間違いない。それは自由と生活水準の向上を望む一般の国民を永遠に抑圧し続けることは不可能であるという理由によっている。問題は、「それが何時、どのような形で崩壊する」かについては議論の余地があるところであろう。それでは「北朝鮮崩壊」が具体的にどのようなシナリオで発生する可能性が高いかについて考えてみよう。 シナリオ1 「やっと生きながらえている凋落国家だか、あと半世紀は生き延びるケース」 金日成危篤のニュースが報道され始めた頃、多くの朝鮮問題の専門家が、金正日政権になれば、その統治能力の欠如から「新政権は1週間
東大名誉教授「エコキャップ運動は日本人以外はやらない。欧米人なら『単純に寄付すれば良い』と考える」 1 名前: 豊和M1500ヘビーバレル(愛知県):2010/08/27(金) 02:13:51.27 ID:VltFuXwI0● ?PLT エコキャップ運動が投げかける問い(1/4) 最近、学校や職場で、ペットボトルのキャップを集め、それを売ったお金で開発途上国にワクチンを贈ろうという運動が急激に普及しているという。 ペットボトルの本体はリサイクルに回すことができるが、キャップは、自治体によっては回収の対象になっていないところもある。どうせ捨ててしまうものが、ちょっとでも有効活用されるなら、というモッタイない感覚、さらに、さりげない形での社会貢献を好むという日本人的感覚の両方にピッタリとマッチしてるのが、普及の理由と言えるだろう。 ところが、実際には、隠れた費用が発生する。それは輸送
民主党小沢一郎前幹事長が9月の民主党代表選に出馬することになった。まあ、出馬することは一向にかまわないがと、素人ながら代表選の票を読んでいくと、ありゃ、小沢さん、勝ちそうだ。ということで、今更、暗澹たる気分になった。これで小沢独裁アゲインか。 小沢さんの自前のグループが150人、これに鳩山さんのグループが50人。これだけで都合200人。民主党所属国会議員は412人。勢いだけで過半数はガチというところだ。 対する菅さんの自前が40人。前原さんは反小沢派ということでこっちに40人プラス。同じく野田さんの30人。都合110人。小沢さんの半分くらい。 お残しは許しへん、ということで、他に目立ったところというと、旧社会党の赤松さんとかが30人と、旧民主党の直嶋さんとかが30人。グレーゾーンが都合60人だが、すでに旧社会党のドン・輿石さんが小沢さん支持に回っているので、それほど菅さんの勢力にならない。
戸籍上「生存」している高齢者が相次いで確認されている問題で、長崎県壱岐市で、今年で200歳になる男性が戸籍上は生きている状態にあることがわかった。同市によると、1810(文化7)年生まれで、月日の記載はないという。薩摩藩の第11代藩主、島津斉彬(なりあきら)の1歳年下にあたる。1810年は、フランスでナポレオンが皇帝として在位していた時代で、ハワイではカメハメハ大王が全島を統一した。
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