JR西日本は、つかまりやすさに配慮した新型のつり手をJR神戸、宝塚線などを走る車両に導入する。19日から順次取り付けていき、両路線の普通電車はすべて新型に切り替わる。 尼崎JR脱線事故で、国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会(当時)から車両の安全性向上を指摘され、JR西が開発。鉄道総合技術研究所のアンケート調査などをもとに、とっさの場合でもしっかりつかめる形状にした。 色は目立つようにオレンジ色。内径は100ミリと従来よりも15ミリ大きくし、太さも5ミリ増の20ミリになる。JR西は昨年12月、新快速、快速車両の一部に採用。今回の導入で、京阪神で運行する車両の約3割が新型になる。(小川 晶) (2011/10/18 21:20)