全国生活と健康を守る会連合会(全生連、安形義弘会長)は14日、安倍政権が狙う生活保護基準引き下げの中止や生活保護法改定案の撤回を求めて、国会内で集会を開き、議員要請を行いました。全参院議員を対象に、71人の参加者が要請しました。 集会では、西野武事務局長が主催者あいさつ。前回引き下げの違憲訴訟の結果も待たず、専門家らが低所得層との比較は引き下げありきだと批判する中での断行だとして、「保護基準引き下げストップの声をしっかり届けよう」と呼びかけました。 東京都調布市の女性(75)は、▽保護利用者や関係団体の意見を聞く▽国会で取り上げる▽保護基準引き下げと生活保護法改定の撤回を求める―ことを求めた要請書を手渡し、「利用者は食事を切り詰め着るものも買えず大変な思いをしている。よく目を通してほしい」と訴えました。 保護を利用する同荒川区の男性(75)は、心臓や胆石を手術し、難聴や腰痛もあり通院が必須